野人の食品開発の残像  1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

三重県が東京でメディアを招待した試食イベント用に作ってくれたもの

ビレッジからは二つも選ばれ 会場での評価はグリーンバターが1位

 

 

野人の食品開発の歴史は長い。

 

マリンビレッジレストが―デンは元々飲食店ではなく海の食育体験施設。

水槽の魚貝や釣って来た魚を自分で調理して食べなさいと言うコンセプトでキャンプ場の延長、飲食許認可もとるつもりはなかった。

 

百人以上収容可能で、商工会議所はじめ地元団体のニーズも多く、元同僚で優秀な洋食料理長もいたからオープン後半年で海鮮バーベキューの飲食店にした。

創業時は鮮魚販売の許認可と燻製や干物など水産加工製造の認可飲食許認可は後で、塩の製造認可も数年前に加わった。

本格的なコースの婚礼料理も作って出張サービス、その額は年間で1千万近かった。

 

しかしあくまで目的は食品開発であり、料理長は食品開発が主業務。野人が考案、彼が作っていた。

試作品は数百種に及び、未完成、失敗作も含めて大型冷凍チャンバー2棟が満杯になるほどで、売ることに積極的ではなかったものだから当然赤字。

 

会社の理念は古来よりの「資源と技術を活かすこと」で一次産業の復興。

それによる健全な暮らしと地球環境の復元。

自然界、海と山の食材、流通しないものまですべてのデータベースが頭に詰まり、魚貝類や肉と木の実、山菜などの組み合わせを思考錯誤していた。

 

目的に向かって商売などそっちのけだったな・・

営業に関心もなく、こちらから出向くこともなかった。

用があるなら、使ってみたいなら、おいで・・というスタンスだった。

新聞やテレビ雑誌は勝手にどっさりおいでになられ、民放の中継車やNHKの生放送中継車まで来た。

 

おやじん、夕方5時のNHKニュースで造船所の活用について喋り、引き続き6時の特集で、誰も作らないボラの生ハムについてお口も滑らか・・

メディアの取材は毎年年間10件を超えた。

 

名古屋のテレビ局はほぼ来たが、名古屋CBC放送のユーガッタ何とかと言う番組には、この15年間で同じ10分間の特集コーナーに3度出てお笑いをやらせてもらった。 造船所の再生、自治体負の施設の活用、それに数年前の協生農法だ。

 

業務用として出荷していた最盛期は2キロ~4キロのスズキ150本400キロを仕入れて生ハムにしていた。

県のコンテストで最優秀水産加工品賞も受賞、その賞金2百万円で瞬間凍結機を買った。

テレビショッピング大手から大量注文が来るほど大好評だったが断った。

 

同様に野人が開発した「緋扇貝グリーンバター」も県のコンテストで最優秀賞をいただき、その姉妹品「海のエスカルゴグリーンバター」は数トンの貝を調理、有名ホテル経由で国内最も有名なデパートの贈答品になっていた。

 

その他、丼にも茶漬けにもなるタイやスズキやブリの「茶・茶・茶」シリーズ。

これもテレビショッピングが飛び付いたが断った。

 

今では全く作っていないが・・

絶品クラッカー」と評価が高かった、マンボウの外皮を煮詰めた衝撃的な海のスイーツ「ココナツマンボ」も諸々の事情で製造を止めた。

 

商品として中途半端なものは世に出せない、食べたければまた作ればよい。 芳香の強烈な「タンカンシャーベット」も、36種作った「刺身革命」も。

 

ハム会社に依頼、半年冷蔵庫で熟成して表面にカビを生やした「猪の骨付き生ハム」は、足1本で4キロあったがその味も芳香も絶品、ハムの王者と言えた。

 

続く・・

 

ヒオウギガイグリーンバター

ココナツマンボ

野人のデザート「ココナツマンボ」

http://ameblo.jp/muu8/entry-10140089998.html

 

マリンビレッジレストガーデン

http://ameblo.jp/muu8/entry-12002369866.html

遠くへ行きたい

http://ameblo.jp/muu8/entry-10132663492.html


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野人御殿にまで 取材が・・

何年も 掃除も片付けもしない野人

ついでに ゴミ持って帰らせる