地上の全ての生き物は皮脂なしでは生きて行けない。
雨に濡れて水を吸えば気化熱を奪われ凍死、葉は凍結が待っている。
生命維持の根幹に関わることだから全力を挙げて出し続けているのだ。
体力の消耗は相当なもので皮膚が完全防備の状態に戻るまでは数日。 それなのに・・
毎日洗い流されれば皮膚は無防備の時間の方がはるかに長くなる。
老化が進み、染みだらけのボロボロしわくちゃになるのは当然の理。
体で最も皮脂を出すのは頭皮
次が お股 次は 脇
理由は「毛」の量に比例するからだ。
頭皮の毛は最も重要な脳の空冷の役目を担い、さらに脳の温度が上がると水冷によって脳死を防ぐ、だから最も頭皮に汗腺が集中している。
毛は皮膚の一部であり、鳥や獣がそうであるように毛はすべて防水仕様。
鳥はそれがなければ雨の日は重くて空も飛べず・・
毛が水をはじいてすぐに乾かなければ皮膚に張り付き気化熱を奪われる。
すべての野生動物は死んでしまうと言うことだ。
毛も皮膚も防水だから東北の温泉猿も湯あがりに平気で雪山へ帰れる。
毛先まで防水にするには皮膚と違って相当な時間がかかる。
そもそも皮膚は、脂質丸裸にされるなんて思ってもみなかっただろう、想定外なのだ。
この脂質を落とせるものは自然界にはほとんど存在しないが、人間は落とせる洗剤を発明した。
通常は落とせないのだから脂質の補充はほんの少量で良かったのだが・・
非常事態が毎日のように続けば皮膚も本体も無駄なエネルギーで消耗してしまう。
最も皮脂を出し続ける頭皮、この調整が上手く行かず元に戻すのに時間がかかる。
子供の頃から毎日のように皮脂を落とし続ければ頭皮殿もどうしてよいのかわからなくなるだろう。
責任感のプレッシャーに負けて・・うつになり
「殿・・ご乱心」と言うこともあり
いきなり脱シャンプーした読者は苦労している。
毛質、体質の違いで個人差が大きく、まったく問題ない人もいれば時間がかかる人もいる。
快適でも頭皮の脂臭が残る人もいれば、フケが続く人もいる。いずれも治まった。
しかし、簡単には行かないのが頭皮だ。
毛が少ない脇も同じで、強烈な「わきが」はすぐに治ったが微妙な臭いは半年続き無臭になった読者もいる。
「またが」・・については3件しか報告がないが、フケや痒みはなく、モワ~~
っとした嫌な臭いも消えるはず。 トイレに座るのが楽しみになったとか・・
無臭と言うことは・・色々便利ではないかな
個々の推移がどうなるのか、表皮の道理しか説けない野人にはそこまではわからず、自分で工夫するしかないだろう。 なだめすかして頭皮殿を納得させるとか・・
長い付き合いなのだから、温かく見守ってあげるしかないな。 長年最も苦労させて困らせて来たのが頭皮殿なのだから。
そうでないと・・いじけて、お隠れあそばし
毛の保護どころか・・育成も放棄 不毛を招く。
不毛の大地・・と言うが
大地に毛が生えるわけがない。
不毛の頭皮から出た言葉であり、大地を表したおやじギャグだな。
不毛の大地も大半は、人が余計なことをした人災。
お野人・・気難しい頭皮殿ご乱心の時は、年に1~2回くらいだがシャンプーを使う。
特に草刈りなど農作業で大量のホコリが付着するとそうなる。
脂質が溜まり痒くて、べたべたコテコテして
何ともならんのだよ・・
「ええい うっとうしい」・・と、
頭皮殿を・・ ペタ
最近は、泡が立たない粉になったハーブシャンプーだが。 なかなか いいね
脱シャンに便利だからビレッジでも取り扱っている。
次のピンチは、むー茶を粗い粉末にしてやってミルかな。
おわり・・
滑り出しは真面目に書いた つもりが・・
途中からお笑いになってしまった
修正しようとしたのだが・・その気力がない 面白かった?
猿の頭にもない人間のフケは「老けの元」
http://ameblo.jp/muu8/entry-10182331389.html
けなげな毛の使命 4 終章
http://ameblo.jp/muu8/entry-11478807672.html