土壌とミミズとモグラの関係式 1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

むー農園を造成した当時、モグラに穴だらけにされ、地下には巨大なモグラ王国が築かれた。

半端な数ではなく隅々に至るまで都営地下鉄並みの・・

モグラネットワーク」・・汗

 

苗を植えようと、何処を掘っても穴が出て来る。

下が空洞だから植えられず、何度も掘り直す。

うねも通路もボコボコ、いつもつまずいて迷惑。

おやじん歩けば穴にハマりコケるビックリマーク・・だな。

たまりかねて「モグラ捕獲器」を取り寄せた。

 

モグラを殺す気はなく、ことごとくひっ捉えて山へ逃がしてあげるつもりだった。

3千円くらいの小型の箱だが、今も新品のまま棚でホコリをかぶっている。 つまり・・使ったことがない。

あの愛嬌のある鼻の穴を見ていると・・美味しそ・・

いや、可愛そうでその気にはなれない。

 

他の生き物同様モグラにも愛着を持っていたのだが、数年でほとんど見かけなくなった。

モグラの穴に野ネズミが住み着き、それを狙ってフクロウやイタチや野良猫も来ていたが、それも見かけなくなった。 周囲は広大な田んぼで森もない。

フクロウが何処から飛んで来るのか知らないが、夕方になるといつも定位置にとまっていた。

 

モグラは野菜を食べずミミズなどが主食、穴に勝手に同居する野ネズミは白菜の根が大好物。

根だけ綺麗に食べられ白菜は枯れていたが、キャベツなど他は食べられなかった。

 

樹木の種類が多いので鳥や虫も多彩、色んな種の蝶や蝉も集まって来た。

キジやヒバリは毎年巣を作りヒナを育て、他にウグイスやホオジロの巣もあった。 花は多種咲き乱れる。

わずか1反の「植物園」のようなむー農園は周囲とは別世界、「動物園」の様相も見せ、退屈しなかった。

 

モグラが激減した理由は主食の「ミミズ」がいなくなったからであり、エサがなければ繁殖も出来ず、エサを求めて旅立ったのだ。

今ではモグラの一家が細々と生計を経てている。

 

野ネズミ一家もモグラ穴遺跡を活用して細々と白菜の根をかじっている。

まあこの程度は仕方ないだろう。

 

ミミズが異常に増えた理由も、ミミズがいなくなった理由も簡単な道理。

どちらもエサの「」によって増減、少なくなれば数は激減する。

ミミズの数とモグラの数は比例している。

 

では何故ミミズが異常に増えたのか・・

当然エサが増えたからであり、ミミズのエサは土中の

腐敗有機物汗  草、虫、ご飯、おかず、うんこ・・何でも

 

つまり、ミミズは土中の「掃除屋」であり、汚染された「土壌の浄化」の役割を果たしている。

 

海水を浄化するミズクラゲのようなものだ。

 

続く・・  全2編

 

 

ドジョウとミミズの方程式  1~3   わかりやすく面白いぞ音譜

http://ameblo.jp/muu8/entry-10519079969.html

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