流通するお茶はブレンドが当たり前の中、「むー茶」は純血を守り抜いている。
生茶葉を生産する農家はすべて茶工場へ持ち込み、幾つかの工程を経てそこでお茶にされる。
工場は設備投資が大きく、その多くは地域で共有するケースが大半だ。
そこで製造された茶葉をお茶屋さんが買い集め、自社でブレンドして袋詰め、製品として出荷する。
どのような味のお茶にするかはお茶屋さんの技術にかかっている。
むー茶を生産する茶屋人は先代の時から茶工場を持っていた。
他の農家からも茶葉を集めてお茶にしていたのだが、他は廃業し、今や茶屋人の茶畑だけの茶葉を加工するようになった。
袋詰も販売も本来は茶屋人の仕事ではなかったのだが、買い取ってくれるお茶屋さんが廃業し、やむなく自力での製茶、販売を目指した。
工場があるから出来るものの、自家茶葉だけでは稼働率は低い。
無農薬有機茶の地域だったが、資金難になり肥料さえも買えなくなった。
管理もずさんになり、草ぼうぼうの荒れ放題。
しかし、それが最高のむー茶を生み出した要因。
肥料分のない「むー茶」は作ろうとして作ったのではなく、出来ちゃったのだ。
出来ちゃった結構・・茶・・だな。
肥料に味を支配されず、まったく雑味もなく、植物の本質を持つお茶。 動物の体機能を制御出来る植物だ。
こうなれば純血を守り抜くしかなく、需要が増えれば委託生産になるが無肥料の茶葉しか扱えない。
無農薬有機茶はあるが無肥料のお茶は流通していない。
生産量が化学肥料の3分の1になるからであり、採算がとれないからだ。生茶葉は重さの価格で取引される。
むー茶は価格を2倍前後にまではしたが3倍にはしていない。 協生茶園にすることで茶葉の成長は増す。
これではどうしても量産出来ないことになるのだが、問題ない。
生産に肥料農薬費用がまったくかからないだけでなく、他の農産物を混生、協生茶園にすれば茶葉も農産物の一つとなり問題は解決する。
荒れて放置された茶畑は全国的に増えつつあり、それらを再生すればよいのだ。
経費倒れで栽培が成り立たず、サトウキビのように補助で成り立つ農業にしてはならない。
むー茶の素晴らしさを体感、需要が拡大すればそれが可能になる。
お野人、このところ猪舞いや魚屋や料理人家業に追われていたが、お茶屋さんがつい手薄になってしまった。
もうちょい真面目にむー茶の市場を広げないと、いつまで経っても表土は復元しない。
南西諸島におけるサトウキビによる表土の荒廃も深刻だが、茶畑や他の農地の復元も同じように重要。
タコ・・見習って、もう少し上手に八本の足と脳を使わんとな。
茶畑まで手掛ける理由
http://ameblo.jp/muu8/entry-10771812754.html
お野人の好み おすすめ・・
旨いもう一杯 夏は水出し荒茶
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むー紅茶 三角パック
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・・・ポ茶
愛犬ポチ