17年前、野人がこの会社を興した目的は地球環境と健康の復元であり、協生農法を作った目的も同じだ。
十数年間、無報酬同然で私財を投じて会社を支えてきたのはその志があったからで、挫折も迷いもなかった。
顧問税理士さんや多くの人達、母にも随分助けられた。
それにはまず国内の一次産業の復興が重要で、それなくして地球どころではない。
農法公開から8年、後がない過疎化集落からすぐに依頼が来ると思っていたのだが・・まったく来なかった。
常識とは正反対で理解し難かったのだろう。
来れば無償で再生モデルを作ってあげるつもりで待っていたのだが、誰1人来なかった・・
同じ志を持つ物理学者の原人も、過疎化解消を目指してソニーCSLの研究室で6年間実験分析に没頭した。
協生農法理論を物理的に証明、研究成果をアメリカ、ヨーロッパなどで講演、最初に声がかかったのはアフリカで砂漠化が最も深刻なブルキナファソ。
農法理論は業として国内では受け入れられなかったが、真っ先に受け入れて理論通り「1年間フル実験」したのがアフリカとは因果な話だ。
国土は近代農業により荒廃、未来に希望が持てず今日を生き抜いている人達・・幾つも暮らしの術を持つ日本とは必死さが違うのだろう。
そして貧困、砂漠化から脱する驚異的な成果を出した。
協生農法は日本を通り越していきなり目的のアフリカへ渡った。
地球環境と健康の復元・・
その願いの根底にある野人を動かした動機は・・
アフリカで餓死する人々、子供達、世界中の病に苦しむ人々を見ていられなかったからだ。
野人に出来ることは物資の支援ではなく、飢えず、病めず、頼らず、自らの力で生きて行ける自立の手法。
「未来に希望を持って生きられる」
これが人として一番幸せなこと。
「野人はどんな過酷な無人島でも生き残れる」・・
そう思っている読者は多いだろう、大勢から長年そう言われて来た。
自然界の食べ物すべてを知り尽くし、マグロ、カジキから猪、鹿、木の実まで海山問わず捕獲も調理もやれる。
毒物危険物のすべてを知り体感、護身術も一通り。
サメだろうがクマだろうがコケて負けない限り
ご馳走に変わる。
楽に食べて行けるおかしな農法も作っちゃった・・
しかし、相変わらず知性よりも野生のほうが目立ってしまう。 不本意だが・・
まあ野蛮人と紙一重と思われてもしようがないところもある。 顔も骨格も・・言葉も態度も違和感ないし・・
野人エッセイすを「野蛮人エッセイ」と信じ込んでいたお女中もいた。
ゴーリキマリンビレッジを「ゴーリキマンビレッジ」と間違い続けた読者も少なくない。
与えるイメージは子供の頃も今も大差ない。
これはきっと・・
脳ミソと筋肉の・・重さの違いだろう。
タコ刺し鹿刺し・・心指し どれも同じ サシ
これからアフリカがどう変わって行くか・・
野蛮人も少しは世界の役に立てそうだ。
思考も根性も愛情も・・基礎からみっちり仕込んでくれたむー母のおかげかもな。
滅びゆく動植物たち
http://ameblo.jp/muu8/entry-10530893620.html
諸葛孔明と伊勢湾
http://ameblo.jp/muu8/entry-11714671903.html
文明人エッセイす・・
http://ameblo.jp/muu8/entry-11379778497.html