むー母は毎週火曜日に肺に溜まった水を抜いている。
水が溜まるにつれて呼吸が苦しくなり1週間が限界。
あくまで野人の見解だが、肺は水を溜めることによって自力修復しようとしている、だから抜いてもすぐに満杯になる。
元々、誰もが生まれる前は水が満たされていた肺だ。
抜かない方が良いとは思うが苦しくなるのだからやむを得ない。 食も進まなくなる。
何回か忘れたが、抜いた水量は1,5リットルがしばらく続き、1か月前に1、1リットルになったが昨日も1,1リットル・・なかなか1リットルを割らない。
この日も看護師さん達にむー母節が炸裂・・
「骨と皮だけになっちゃったからもう水気ないのよ 水・・溜まらなくなった時が干からびてお陀仏なんでしょ
」
あせった看護師さん達が何て答えたかは控える。
笑うわけにも行かず困り果てただろうな。
遠慮せず思い切り笑ってやればよいのだ、気を使う必要はない。
水を抜いた後の肺の酸素量は98%、それがもう2回続いている。
つまり水が溜まっている時は肺も機能しないが、水を抜けばほぼ正常に機能していると言うことだ。
看護師さん達も驚いていたことからあまりないことなのだろう。
溜まる水が修復機能「治癒力」を持たなければガンも進行、酸素量も徐々に下がり水を抜いても呼吸困難になるはず。治癒力は正常だ。
医師ではないから詳しいことはわからないが、野人流の物理で考えている。
完全な修復が終わっていないから水を溜め続けていると考えられる。 終われば水の量は激減する。
母に言わせればその時は「お陀仏」なのだろうが、ピンピンしていればまた名言が炸裂するだろう。
「おかしいわねえ・・
先生、死ななくてごめんなさいね」・・と
至って真面目な顔でお詫びするかもしれんな。
全力を尽くして母の治癒力は元に戻した。
復元に確信を持っているが、心配はただ一つ・・
あまり食べられず23キロにまで体重が落ちた母の体力が持つかどうか。
長引けば動けなくなる。さらに知恵を絞るしかないな。
家に連れて帰り、どっさり食べさせようと前日作ったスズキの頭の煮物の身をとり始めたが上手く行かない。
見かねた母は・・
「相変わらず下手ねえ・・よこしなさい」と
見事な「箸技」で身をむしり続けた。
お野人は・・あまりの美味しさにその身を食べ続けたが・・途中ではっと気付いた
これでは立場が逆ではないか。
魚の頭好きの母はスズキの頭をしゃぶりながらご飯も茶椀に軽く一杯は食べた。猪の煮物も梅干しも・・
これだけ食えば言うことはない、大丈夫だ。
母ちゃん・・食って食いまくって体力持たせんとな・・
もうちょいの辛抱じゃ、まかせておけ。
治る前に干からびたらあまりにも悲しいではないか。
後から電話があった。
「お前・・いつものおまじない 忘れたよ
」
「 UFO ポチ・・」
今日の助っ人種男とむー母
http://ameblo.jp/muu8/entry-12058513961.html
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