「生命の海」3編を通して大地の仕組みから植物が担う役割までを書いた。
地上の生き物、動植物が生きるのに最低限必要なものは、空気、水、食べ物だ。
地上に海から空を経て循環して来た水を止めるのは草を始めとする樹木までの植物族。
食べ物を創り続けるのも植物族。
自ら生きるだけでなく、すべての動物に分け与えることでさらに自らも繁栄する仕組みを地上に築き上げた。
最も重要な空気もまた植物の祖先である海の藻類が数億年かけて生み出した。
海はその藻類だけでなく地上の生き物の祖先すべてを生み出した。
母なる大地と言われるが、大地の母は海なのだ。
水の源である海から生命は始まりやがて海へ帰る。
循環は水を通して絶えることなく繰り返される。
地球誕生以来、当たり前のように降り注ぐ雨・・
その時代の情報を海の水が空を経て再び大地へ届ける。
最初は昨年の二月に物理学者の原人が言い出した仮説であり、野人はその探求を進めている。
理に適っているからだ。
これまで野人にわかったことは・・途中経過だが
情報は時代と共に移り変わり、生き物はその情報を受け取りそれに従って生きる。
山の頂上から海へと旅する水は地上のすべての情報を海へと持ち帰る。
水蒸気となった水は海から空へと昇り、天上、宇宙、大気の情報を加えて再び地表へ降り注ぐ。
情報を遺伝子として親から引き継いだ子孫達はさらに水を通して海からその時々の情報を受け取り、新たな情報を海へと戻している。
宇宙、存在するすべてのものに陰陽の法則があるように、情報にも陰と陽があり、持って生まれた情報と地球が与える情報、それが融合することで地球と一体となって生きて行ける。
空気中に溢れる「動力」としての電気エネルギー、食べ物が持つ生命を「制御」する為の電気エネルギー、そしてこの「情報」も電気エネルギーと言える。
動力、制御、情報、これだけでも解明は気が遠くなりそうだが、他にまだ出て来る可能性もある。
植物も動物も小さな昆虫でさえも地球の理に反する事なく、間違うことなく生きて行けるのは何故なのか、考えて見るといい。
考える意識も脳機能も人間の方がはるかに優れているにもかかわらず人間は当たり前とも言える基本的な間違いを繰り返している。
そして安易な道を選び、言葉による結論を求め、人に頼り常識に自らの運命を委ね、神仏にも救いを求める。
自らの力で生き抜くと言う野生動物の全てが持ち合わせている生命力に欠けているのだが、それが悪いというわけではなく、何故そうなってしまったのかのほうが重要なのだ。
人間は本能と共に水から情報を受け取る力も失ったのかもしれないな、文明と引き換えに・・
続く・・
水とエネルギーの循環
http://ameblo.jp/muu8/entry-11765605264.html
ジョウホ~~ ホケキョ