野人が棒で火をおこす番組？

数日前にまたテレビ局から電話があった。

この会社を作ってから新聞、雑誌は数知れず、特番テレビで長々喋ったり芸をしたのも２０回以上、ヤマハ時代からは５０回を越えている。

覚えているだけで、森末慎二、高木美保、まなかな、はるなあい、オール阪神、他お笑い芸人がカメラ引き連れてビレッジへやって来た。

民放の中継車で大勢やって来て、２日に渡ってロケ張ったこともある

ＮＨＫの中継車も来て造船所再生特番の他、５時のニュースでも喋らされた。

リハーサル２回やったが、む～さん２回とも違うこと喋るのでリポーターはリハーサルをあきらめ１人で勝手にやっていたのが笑える。

何度やろうが野人に「過ぎたことが覚えられるはずもない」ではないか。

取材にはそれほど関心もなく、どちらでもよいのだ。業務優先でロケスタッフ１０人を１時間ほど待たせたこともあった。

口下手で喋るのは面倒だがメディアには出来る範囲で協力している。

今度は何だ・・？　と思えば・・

棒で・・火をおこして・・と言う。

「熊の毛皮着て　山の中でか～？」

「・・・　・・」

「棒で火をおこしかけて・・思い出したように懐から百円ライター取り出したほうが・・茶の間にウケるぞ・・それならやる」

火おこしや水の確保などはサバイバル本に書いているだろうが。

彼らが出来ない野人の特技は、海山全域、熊猪鹿鳥から木の実山菜、マグロカジキサメタコイカアワビ伊勢エビまで、存在するすべての食いものを自分で獲って料理して食えると言うことだ。

猟銃などいらんし道具はある材料で自分で作れる。燻製や塩漬け干物などの保存も本業、ランプ用の油も自分で作れる。

毒蛇毒虫毒魚毒草など危険物の知識、護身術も毒消しも筋金入り・・薬草も詳しいから場合によっては薬の調達、毒物の応用も出来る、

知性と体力と熟練を要する最も原始的でハイテクな特技ではないか。

またいつかのテレビ局のように密林のような野人の部屋にも突撃したいらしく、どうにも古代人特集にしたいらしい。

こちらはタマのネギ植えと豆蒔きで忙しいのだ。

未処理の猪も冷蔵庫に溜まっているし来客も多い。

ハリウッドからバットマンの主役依頼でも来れば真面目に考えんでもないが、面倒な事は相手に丸投げ、無数にある「む～芸」はブログテーマから自由に選びなさい。
カナヅチ１０人まとめて「すいみん愚お特訓」、３０分で全員泳げるようにしてあげたほうが世の為になると思うのだが・・