動物の行動の司令塔は間違いなく心なのだが、その仕組みは何一つわかっていない。
指示が出るから筋肉も自在に動かせ、声も出せる。
動物の全身に張り巡らされた神経は電線のようなもので、断たれれば筋肉は動かせない。
神経を伝わって指示を出す電気信号は何処から出ているのか・・
意志を持つ心がどのような仕組みで発信しているのか・・。
電気ウナギやナマズは発電機能を持っているが他はそうではない。
また、それぞれ異なる機能と意志を持つ数十兆個の細胞の動力は何処から得ているのか。
細胞の集合体であるそれぞれの部署、臓器の指揮官の動力も同じで、心からの指示は及ばない。
心臓はひたすら同じ動きを繰り返し、胃や腸も同じ、それらは個々の単体細胞の意志ではなく、細胞は与えられた持ち場の役割を果たすだけだ。
食べ物は必要だが「食べ物の栄養が動力源」・・などはまるで物理にも答えにもならず、健康、自然治癒力、野菜・・同様に仕組みではなく言葉でまとめたに過ぎない。
糖分が燃料となって体を維持することは常識になっているが、そのカロリンな?燃料ではなく指示系統の動力の事を言っている。
船や自動車はエンジンや電気駆動などがあり、機械動力の燃料は石油、ガス、電気などで、指示系統は人の手足から、配線された電気系統へと流れて動力源へ至る。
最初の指示動力は手足で、指示系統はスイッチ、ハンドル、クラッチ、次に配線、油圧、歯車などで各部署に伝わる。
ここで考えてもらいたいことは、ハードとソフトの意味だ。
パソコンやカーナビのソフトは人が組み立てたものであり、機械の活用に必要なものだが、それなくして機械は役に立たない以上「機械の一部のハード」とも言え、使いこなすのは人間。
車をどのように扱うかも人間次第、つまり動かすソフトは人間の心次第、その初期指示動力は手足であり車が勝手に動くわけではない。
次に、自らの体を動かす場合はどうなのか。
同じように心次第だが、心から自分の手足への指示動力は何かな・・
その動力はどのような仕組みでどこから生まれるのか。
動力が発生して、同じ流れで指示しているのは間違いないから心の中身はソフトでも、「心の物理的な基本構造と指示系統」はハードと仕分け、心の中身と違ってその仕組みに個人差はない。
ソフトかハードかどちらでもよいことだが、パソコンソフトにも容器があり、器材にぴったり収まり、機能する仕組みを持っている。
心の中身がソフトで体を動かす仕組みを持つなら、構造と伝達の仕組みは共通だから「ハード」にしたほうがわかりやすいだろう。
つまり、見えるか見えないかに関わらず物理の領域なのだ。
神経を通して伝わる指示が電気なら、電気を溜めるバッテリーと考えればよい。
続く・・
やっと・・ここまで来たか・・まだ半分
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