化学肥料と有機肥料は同じもの | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

化学肥料と有機肥料、言葉では異なるが中身は同じものだ。

厳密に言えばやや成分に違いはあるが、「肥料」と言う目的で使うならどちらも大差なく、同じものと考えて何の問題もない。

成分の違いとはミネラル分だけであり、それが味の違いに表れるだけだ。


スパイスに例えれば3種か6種かの違い程度で、味を求めるなら化学肥料に好みのミネラル分を加えて与えれば済む。

体に優しいオーガニック、環境に優しい自然界のものという言葉だけで物理的な「判断」など出来るはずもない。

土壌汚染、環境破壊の度合いは化学肥料よりオーガニックの方がはるかに大きく、証明も簡単なこと。


堆肥や有機物を土中に埋め込むことの何処に「環境に優しい」と言う道理があるのか、多くの有機関係者に聞いてみたのだが答えられた人はいない。

そのような仕組みは自然界には存在しないのだから答えようもないだろう。


大量の有機物が土中に閉じ込められることなど天災事故でもなければ起こり得ない。

まして、有機との混合土など野山にあるはずもなく、言葉で教わる前に自らの頭で考えればわかること。

大地は人間のフライパンではなく、土はチャーハンではないのだ。


化学肥料と有機肥料の違いは精製塩と粗塩の違いと考えればわかりやすい。

どちらが味が良いかは言うまでもないが、どちらも「塩分摂りすぎ」になることも言うまでもない。

ミネラル成分、にがりにこだわり健康を求めても、海鳥や海獣や魚に塩分摂りすぎの心臓病がない以上、精製塩も粗塩も「間違っている」と言うことになる。


オーガニックも同じで、味やビタミンミネラルなどは健康に関係なく、むしろリスクの方が大きい。

そもそも・・化学、有機、どちらが良いかではなく、植物にそれらを与えようとすることに矛盾があり、表土破壊と除草を続けることに問題がある。

「自然 大地 循環」を前面に掲げるなら、その仕組みを理解しているならそのようなことが出来るはずもない。

自然農法と称して無肥料であっても、耕起、除草マルチをやれば、そこから自然界と同じ完全な植物が生まれることはなく、人が作った野菜に過ぎない。


植物族は人の助けを必要としていないことは野山を見ればわかる。

植物の仕組みを理解すればエサを与えることもなく、大地の仕組みがわかれば破壊して混合土など作ることもなく、ビニルマルチなどで除草することもないだろう。


人の思考は足元から逸れたところで空回りしている。

だから病に関しても何時まで経っても答えは出ず、対処に追われることになる。

思考の起点と順路をこれまで書き続けて来たが、導かれる答えよりも思考の進め方を学んでもらいたいと願っている。

おかしな道理や答えだけ手っ取り早く丸覚えしたから多くの人が病に苦しむのであり、それをあらためない限り常識が覆ることも問題が解決することもない。


野菜、果物、お茶など毎日大量に摂っても応えてくれないのは当然の道理であり、それは逸れた思考が原因と言える。


お茶も野菜も人間の食性に合っているとは言えないが、健康を求めるなら植物はそれに応えてくれるはずだ。



モグラがいなくなった理由

http://ameblo.jp/muu8/entry-11269012244.html

化学肥料も有機肥料も同じように地下水を汚染する

http://ameblo.jp/muu8/entry-10506952612.html

表土の役割3

http://ameblo.jp/muu8/entry-11207905774.html

表土の役割4

http://ameblo.jp/muu8/entry-11208837758.html

子供が野菜を嫌う理由10 肥料

http://ameblo.jp/muu8/entry-10777869660.html

「危険な有機野菜」と言う記事についての野人の所見1

http://ameblo.jp/muu8/entry-10698242485.html

オーガニックの盲点2

http://ameblo.jp/muu8/entry-10535704242.html



にほんブログ村 健康ブログ 食育・食生活へ

完全な植物を食卓へ