生命の仕組みのお話 5 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

森羅万象がそうであるように物理の答えははっきりしている。

戦後、栄養に始まり、ビタミン、ミネラル、繊維質、酵素と、人は数限りなく「不足」していると「成分」を求め続けた。

さらにバランス、規則正しさ、適度な運動がそれに続き、失われた自然治癒力に望みを託し、精神の在り方まで健康法に持ち込まれるようになった。

生き物の仕組みは現在がその種のベストであり、生命が正常であれば体だけでなく治癒力も精神も正常に機能するから本来は必要ないものだ。


成分のこだわりは塩化ナトリウムにも向けられ、やがて塩分は健康の天敵になった。

糖分へのこだわりも同じ、同じように健康の天敵となってしまった。

脂肪も同じで、塩分、糖分、脂肪を人の何倍も摂って健康になれると言う人もいないだろうが、野人は・・・言う。

本来の塩分、糖分、脂肪であれば平均の何倍も毎日摂ろうが何の問題もない。

何故なら、それらを求めるのは本能であり理に適っているからだ。

野人がやって見せても良いのだが、普通の食べ物として他の生き物に与えても答えは明らかだ。

しかしどれも流通していないのだから入手は困難、肉も野菜も同じことが言える。


普及させるには自らモデルを作らなければならない。

協生野菜だけでなく、むー塩、むー茶はそうして生まれ、さらに果物、穀物、畜産、漁業と野人の道のりは続く。

言う・・だけでなく、やらずして理論は完成しないし世の中も変わらない。

多くの人が糸口すら掴めない病に苦しみ寿命を縮め嘆き悲しんでいる。

学者や評論家専門家にも生活があり、ここまでやって証明しろと言うのも酷だ。

ヒマ・・な、野人がやるしかないだろうが。 やりたくないけど・・


個々の思いで限りないプラス思考に走る前に自然界を見なさいと野人は説き続けている。

何を思い実行するのも自由な事だが、それらすべては「不足」「足りない」というところから思考が始まっている。

足りないかどうかは自然界の生き物を見て判断すればよい。

そうすれば人間の考える健康法すべてが間違っていることが理解出来るだろう。


病の原因は食事のバランスでも成分の欠乏でも運動不足でもなく

完全な「食べ物欠乏症」と言える。

食べ物とは森羅万象の道理に適ったものであり、適当に食べていれば他はカレーラーメンでも問題ない。

しかし何年間も体に入れなければ進化した体でも対応出来なくなり、それが心身の病だ。

だからいくら農薬や添加物を避けて有機野菜や無添加食品を食べようが効果もない。



続く・・


2012年11月

生命の仕組みのお話1  ~4

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