野菜が食べられない奈良の鹿1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

奈良の鹿は野生だが、古くから餌付けされ国の天然記念物に指定されている。

奈良公園には約1千頭、公園を出て付近の山などに住み着いた鹿はそれ以上と推測されている。


以前からあっただろうが、農作物の食害が絶えない為に駆除の検討を始めたと言う。

指定の範囲は奈良市一円だから一般的な害獣駆除と異なり文化庁の許可が必要になる。


成るべくして成ることだが、餌付けすれば食べ物に恵まれ、食害は一時的に軽減されるが頭数は増える。

頭数が増えれば生息範囲も増え食害も増え悪循環になる。

食べ物が足りなければ食べ物を求めて移動するのが動物の本能。

それは鹿でも猿でも保護されるアフリカの動物でも同じことが言える。

最初からわかることであり、その道理を踏まえて保護しなければ人間との摩擦は避けられない。

保護と人権は世界中が抱えている問題だ。


鹿の餌付けは有名な「鹿せんべい」だが、原料はヌカと小麦粉だけで味付けされていない。

餌付けに関しては決まりがあり、その中に興味深いものがある。


「鹿は草食動物だから本来食べる事のない肉類や甘味料の消化は出来ない」


「野菜も少量なら大丈夫だがたくさん食べると硝酸塩中毒を起こして死んでしまう」


「パンや米や豆科植物を与えると胃鼓腸症で死亡する」


人間に当てはめて考えればわかりやすい。


草食動物は肉やパンや米や豆が食べられない


野菜も少量はよいが多く食べれば死亡する


たくさん食べれば・・死亡する・・?


こりゃまたどういうことだ~?


・・・と 言いたいところだが


野人には理解出来る


人間は毎日のように食べているが


鹿が死んじゃう理由は・・・



続く・・



文明の始まり

http://ameblo.jp/muu8/entry-10687060597.html


野菜に品質を求めた農業1

http://ameblo.jp/muu8/entry-10600639799.html

野菜に品質を求めた農業2

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