すっぽんのスポ太郎 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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野人は以前スッポンを飼っていた。

好きな事は好きなのだが・・

可愛いからではなく、美味しくてたまらないからだ。

肉さ余って旨さ百倍、それくらいスッポンは余すことなく食べられる。


飼っていたのは以前経営委託されていた宿泊施設の日本庭園の池で、池と言っても渓流の水が絶えまなく流れ込む冷たくて綺麗な水の池だった。

それまでは鯉がうじゃうじゃいたのだが、可哀そうだからすべて解放してあげた。


代わりに・・可哀そうだけど、うなぎやなまずやどじょう、テナガエビやモクズガニや、アマゴにシラハヤにカワムツなど放流、砂利や土を入れて島も作り、水生植物や花も配置、ザリガニやメダカも放流、鳥やトンボが集まり、ヤゴなどの水生昆虫も増えた。


しかし・・

生き物達の平和な日々はそう長くは続かなかった。


細長い池の中心にあった日替わりランチ中心の軽食レストランは・・・


「捕って食べられるビオトープレストラン」に変身した。


メニューも昼は「天然うな丼」「なまず丼」「どじょうのから揚げ丼」「テナガエビ丼」「山菜天丼」など多彩で、夜はイロリを使った「天然会席」コースもあった。


その池の一角を金網の柵で囲い、他を食い荒らす凶暴なスッポンを10匹飼っていたのだ。

管理は・・以前紹介した「畑が似合う男」が担当、スッポンの柵も作った。


しかし・・


すっぽんのスポ太郎以下、いつの間にか全員脱走・・・

数m先にある川に逃げ込んだものと思われる。


最初の試食以来・・・野人はスッポンを食べていない。



畑男の復活
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