現在、70億の世界人口の半数以上が都市に住み、石油の発見が人を苦しい労働から解放した。
地球の7割の使用水は石油がもたらした水で、農業においても石油は不可欠、水だけでなく機械類から暖房まで石油で賄っている。
大量に水を使用、土を作り、植物を作ったが、土には肥料、薬剤、屋根にはビニル、新しい農業に土は不要だが施設は石油に依存、すべて石油なしでは成り立たない農業だ。
石油に限りがあることは当たり前で、見て見ぬふりは崩壊への道。
人は産業基盤を修正することなくさらに他のエネルギーを模索するだろうが、今世紀終わりまでに地球の主な埋蔵資産はほぼ掘り尽くされる。
資源を使い果たす日は近い、石油、ガス、鉱物だけでなく魚介も植物も同じ。
人類の5人に1人は魚が本来の主食であり生業としている。
このままでは海や湖や川から魚が消えて漁が出来ない日が来るだろう。
水資源もまた同じで、世界の大河の10本に1本は年に数カ月干上がるようになってしまった。
それでも足りずに人は大量の地下水を求め砂漠をも農地に変えた。
石油のおかげで大量の地下水が汲み上げられるようになったが、世界中で地下水位の低下が急速に進んでいる。
インドは最も水不足が予測される国で乾季には村の女性達が手作業で井戸を掘る。
先進国では考えられないだろうが地下水脈が尽きれば石油も無用の長物になる。
限りある水資源の大半は農業、商工業、生活用水に消費され、飲用は微々たるものだ。
ダムで川をせき止め、それでも足りずに地下水さえも使い尽くそうとしている。
これらの状況から工業はともかく、農業、暮らしにおける水の使い方は破綻への道を進んでいると言える。
水不足による節水は毎年のように生じるが当たり前の道理だ
現状は、間違った人間の道理、商魂、あくなきプラス思考から生じたもので、森羅万象の仕組みとはほど遠いバブルのようなもの。
今が当たり前、常識と思う限りそこに気付くことは難しい。
続く・・
植物と動物の誕生
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土の誕生
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土は毎日蒸発している
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地下水の低下と農業の行方
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