タケノコの猪煮込み | 野人エッセイす

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タケノコは猪の好物、猪はタケノコを食って春を生き延び、タケノコは猪に食われまいと知恵を使い続けた。

そのタケノコと猪を煮込んだのだが、これがまた旨いのだ。

いくらでもあるトウが立ったタケノコの穂先を冷凍保存しようと10本ばかり採って来た。

ナタのような野人愛用の「熊刀」でズバ!・・っと袈裟切りにして簡単に穂先をゲット。

後からタケノコに祟られないよう「ごめんね・・」の一言も忘れない。

タケノコの穂先を逆さまに地に着け、薪割りのようにスパ~!・・と真っ二つ。

幾重にも重なった皮はそのままに中身だけスポ~!・・と取り出して持ち帰った。

さらに根もとの青くなりかけた硬そうな部分をカットして大鍋で塩茹で、水に晒した。

大半は小分けパックして冷凍庫へ、残りの柔らかい穂先は熱々のまま食ってしまい、下の部分は猪のバラ肉とコンニャクと40分ほど煮込んで自然に冷ます。

カツオと椎茸のダシ、むー塩、日本酒、醤油少々、メープルシロップで味を整えた。

タケノコも猪肉も互いの旨味を吸い込んで柔らかく、コンニャクには猪とタケの味が染み込み、タケノコ、猪肉と同じくらい旨かったのには驚いた。

この日の晩ご飯はこれっきり・・他には何もなく、ご飯も葉っぱもいらない。

お腹スッキリ、さわやかな粗食だった。

次回作る時はこれに茹で卵も入れるか。


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