雨の農園を散歩する雉太郎 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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小雨煙る「むー農園」へ行くと雉太郎が悠々と歩いていた。

さり気なく・・・近づいて行くと・・・

さり気なく・・・お座りして草むらに溶け込んだ。

溶け込んだつもりなのだが・・・

派手なおケツが丸見えだ。

「頭隠して尻隠さず」とは、この国鳥でもある雉から生まれたことわざだが、まったくお手本通りで進歩がないではないかキジ太郎・・・

「キジも鳴かずば撃たれまいに」もキジから生まれた言葉だが、せっかくお隠れ遊ばしたのに簡単に「ケ~ン!」と鳴くから猟師に見つかってしまうのだ。


「進化もなければ理もない!」


森羅万象の護身術、「むーさんが鍛えてあげるからこっちキジメン」・・・

そう言いながら近づくとキジ太郎はスックと立ちあがり


「スタスタ・・」とさり気なく歩き始めたが

バレて非常にバツが悪そうだった。

いつもの癖で・・つい


「お手!」・・・と言うと


「テッテケテ~~!」とお駆け足・・・


「こら・・待たんかい~ キジ太郎~」


・・・と、呼んでも


「タッタカタ~~!」と脇目も振らず走り去ったが

あくまで飛ぼうとしない無精者、だから学びの姿勢も足りんのだ。

農園を作って以来この5年間毎年のように巣を作って卵を抱えていた。

1反しかなく、周囲は山もなく化学肥料と農薬の田畑だがヒバリもウグイスもホオジロもここに巣を作った。

昨年は、野人が皆を集めて最初に講習するむー農園の入り口から数mの草むらに巣を作り卵を産んだので、しげちゃんのりちゃんも草刈りに困っていた。

巣が丸裸、丸見えになってしまう。

キジは卵を抱くと簡単に捕まえられるほど「逃げない」頑固者で、鳥の中では一番愛情が深い。

だから抱卵中は1mの距離から巣を覗ける。

たぶんキジ太郎は今年も何処かに作る気だろう。

すきにするがいい・・すきやきが一番だな、キジは。


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鳥だらけのムー農園

http://ameblo.jp/muu8/entry-10815767997.html

キジタマ
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ホオジロの巣
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キジのすき焼きでⅤサイン

http://ameblo.jp/muu8/entry-10263431234.html

野人流キジそば

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番外

君達キウリ パパイヤ マンゴ・・

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