原人の海の食卓 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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ハゼ
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タケノコメバルとアイナメ
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アカアシエビ
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なかなか下手くそ・・
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アラ炊き用 肝も胃も腸も入れる
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煮付けを作る
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タコ飯
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原人はこの日、豊かな海の食卓目指して奮闘した。

早朝からマリーナ桟橋でハゼ釣りの予定だったが・・10時ごろ起きて来て始めた。

それでも昼食までに30匹近く釣りあげ、天ぷらの下ごしらえの予定だったが・・すべていくちゃんにやらせていた。

魚は他に野人が調達して来たタケノコメバルにアイナメ、それにクマエビだ。

原人はこれらを三枚に下ろし、刺身用とアラ煮用に仕分け、自分で煮付けを作った。

これにタコ釜飯を加えて原人の海のコースランチは始まった。

この中で一番旨かったのは活き海老でも刺身でもなく原人の煮付けで、野人もいくちゃんも絶賛、文句なく煮付けに軍配を上げた。

こんな旨い煮付けを食ったのは久しぶりだ。

クマエビは別名赤足海老で、車海老より旨くて殻も柔らかいから殻ごと食える。

活きアイナメの刺身も旨いが、タケノコメバルは滅多に揚がらない美味な魚。

これだけ役者が揃えば相当な海の御馳走なのだが、何故か原人の煮付け・・

顔は無粋でデリカシーもまったくないのだが、料理は天才かもしれんな。

あまりの旨さに、野人といくちゃんはタコ飯ではなく白いご飯に煮汁をかけて食った。

タコ飯2杯は食った原人もまた白いご飯に汁かけて食っただけでなく、残った汁も舐めていた。

その後さらに・・またタコ飯山盛り・・食っていた。

つまりアラ煮も刺身もタコ飯も、大半は原人が食い尽したと言うことだ。

食後、原人は桟橋でカニかごを仕掛け、むー農園でしげちゃんのりちゃんと共に野菜のサンプル採取、研究室に持ち帰り成分分析をするらしい。

翌日原人は昼前にビレッジにやって来てむーカレーとビーフシチューをしこたま喰らって風のように帰って行った。

4泊5日の滞在だったが、原人のお守りで野人の脳ミソはくたびれたな・・・

また来月も調査に来るようだが、食うのはマリーナのカニ、ハゼ、山の木の実と決めているようだった。

ここに来れば旨い食い物には不自由しない。



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