小指より細いビニルホースにタマゴのような手で握るゴムポンプがあり、さらにホースの先には「おしゃぶり」のようなものが付いていた。
水洗トイレさえあれば飛行機の中でも使える「便秘一発」と言うシロモノだ。
特許をとったらしいが売れたという話は聞かない。
ホースをトイレの水溜めに入れ、おしゃぶりをコーモンに、ポンプで水を少し送れば一発でウンチよさらば・・・
腸壁は伸びるから隙間に水が入れば摩擦がなくなり落下する、それだけのことだ。
カンチョーなどで体に大量の薬物を入れてはいけない。
「ほんの少しの水で十分」と言うことだ。
滑りやすいからと薬品や洗剤を入れるのは愚の骨頂、寿命が縮まるだけだ。
博士曰く・・コーモンから水と空気が漏れないおしゃぶり、いや、コーモンピースの形に苦労したらしい。
上の口ではなく、下の出口にピッタリと・・・フィットネスクラブ。
密閉して軽く水圧をかければ腸壁の奥まで湿らす水は少量で済む。
ビニルホースがトイレの水槽に沈まないので後日小さな「オモリ」をぶらさげ、ヒコーキで香港の彼女の元へ旅立った。
「スッド~~ン!と一発よ~~!」・・と身ぶり手ぶりで鉄砲の弾のように嬉しそうに話していたが、ヒコーキも迷惑、出して軽くしてから乗れば良いと思うのだが。
空中のほうが身もタマも軽くなってそう快と言うから、そうかい・・と言うしかない。
野人もひとついただいたが、そんなもん使うことがないから失くしてしまった。
ハカセと違って、常に脳ミソだけでなくすべてが軽いからいらない。
いっそのこと水を口に含んでゴムホースから風船の要領でコーモンに吹き込んだほうが早いと思うのだが・・想像しただけで笑えてしまうが確実でポンプもいらん。
それに一発勝負なら凝ったコーモンピースもいらん。
水を吹き込む瞬間、コーモンを思い切り閉めれば水も空気も漏れずに腸内に圧がかかり腸壁に水が回る。
百円ショップで材料買って作って見るか、見本・・リクエストがあれば。
誰でも作れるし、苦しむ人にとっては簡単グッズになる。
便秘に悩む人は多いが、そもそも便秘になることがおかしいと考えた方がいい。
コンニャクやゴボウなどの食物繊維を大量に食べても解消しないのはその食材自体がおかしいからだ。
便秘や痔に悩む肉食のライオンやチータもいない、生命の仕組みは完全。
便秘だけでなく冷え症や低血圧、うつなどすべて同じ原因で同じことが言える。
対処療法に労力を費やすより足元の理を見直した方がはるかに楽だ。
今回は・・・うんちの理、うんちく・・・とも言う。