80人の子供達と干物作り | 野人エッセイす

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塩作り班
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干物作り班
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校長先生自ら御指導
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40㎝の立派な飛び魚
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塩水に浸す
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干物干しリヤカー
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昨日は大阪から来た80人の子供達と干物作り体験だった。

修学旅行だから全員6年生、大型バス2台でやって来た。

マリンビレッジの敷地は1万坪近いから10台でも大丈夫なのだがそんなに来たことはない。

これまで何度か修学旅行で利用、校長先生や他の先生とも顔馴染みだ。

校長先生は最近「野人エッセイす」を取り寄せ愛読しているらしい。

野人は早朝から大王崎へ、水揚げされたばかりの飛び魚を40キロ以上仕入れて来た。

子供達を2班に分け、干物作りと塩作りを同時に実施、ランチはムーカレーだ。

飛び魚が着水と同時にテールウォークして再離陸するパワーの仕組み、さばき方などの講習の後は先生方のサポートで初体験の干物作り。

前回は野人もサポートしていたが今回は違った。

飛び魚のあまりの活きの良さに女の子がどうしても刺身を食べたいと野人を口説き落としたのだ。

顔馴染みの女性教師もこれを支援、刺身・・・作ってやることにした。

どうしても食べたい子だけだから・・こっそりと・・と言うので・・

2匹さばいてこっそり食べさせようとしたら・・うじゃうじゃ寄って来た。

最近の子供は魚嫌いかと思えば、好きものが多いではないか。

しかも「うんま~~い!最高!」と大感激。

野人は嬉しくなり大判振る舞い、再び調理場で数匹の刺身を作って指でつまんで食べさせた。

「味見だから一切れ・・だけだぞ」と言うのだがウンコのごとく群がりあちらこちらから野人が持つ皿に手が伸びて来る。

「お前・・本当に一切れ目か~?」と聞くと・・

「4個目・・・」と正直に答える。

「しょうがない、食え・・」と言うと、さらに何度目かの手が伸びて来る。

中には3切れまとめて掴んでゆくツワモノもいた。

何度も調理場を行き来して結局10数匹の刺身を作った。

40㎝の飛び魚で20切れの刺身がとれる。

計算では250人分はあったはずだ・・・

全員に食べさせたが、7切れ以上食った言いだしっぺの女の子がトップ賞だ。

今度は女の子が飛び魚のタマゴ「トビコ」をまとめて持参、食いたいと言う。

野人はホイル焼きにして食べさせたら「おいしい~~!」と大感激。

女の子8人で食いまくり、最後は恍惚の表情でアルミホイルまで舐めつくしていた。

野人はこの日、干物作りそっちのけでひたすら子供達のリクエストに答え続けた。

ランチカレーの後、生徒代表が2人並んで祝辞、いや、お礼の言葉を述べた。

干物と塩作り、実践の成果をパパママにちゃんと披露せ~よ。

ヒジョーにくたびれたが、まあ面白かったな・・




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エコ・エイに群がる  エノキタケみたいだな・・
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トビコのホイル焼きに群がる美女達
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カレータイム
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