サラニンジャーの手裏剣 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

サラ 忍者・・

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野人が放った手裏剣を確かめる庭人
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屁っぴり腰の庭人 皆を喜ばせる
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三人の顔に注目
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野人の防災備品は「理」に適っているのだが皆は笑う。

3人が用意して来たものは一般的な備品で寝袋や食糧だ。

理のある庭人は釣り具や気のきいた「漁労グッズ」も車に積んでいた。

それらの道具は実践経験がなければ使いこなせないが、庭人は幼いころからそのような環境で育った。

野人もまた、海はカジキ、マグロ、サメ、マダイ、ブリ、タコ、イカから、アワビ、サザエ、伊勢海老まですべて捕獲する技術を持っているが、道具がなければ難しい。

川の生物、山は猪に鹿に鳥、木の実、山菜、薬草、毒草などの知識と味覚と捕獲技術も持っている。

つまり国内のすべての食べ物は捕れる、出会ったことがないのは熊くらいでやってやれないことなどないが、熊は・・旨いが怖い。

道具とは人間の知恵の結晶であり、最高の理が詰まったもの。

野人は一昨年末に武器を置いた。

平和が続くならもう戦うことなどないと思ったからで、食いものと言えども必要以上の殺生はしたくない。

しかし、押し入れの中から封印したそれらの武具を出して真っ先に車に積んだ。

「最悪の事態」とは文明も及ばない原始生活なのだから。

生きると言うことは自然との協生であり、食べ物との戦いと言う動物の本質を人は忘れている、地球上の動物は例外なくそのように生きている。

文明に頼ることしか選択肢がなければ、文明の崩壊は滅亡を意味する。


猟銃は火薬と弾が尽きれば役には立たなくなる武器だが、これらは生涯使える。

庭人とサラは面白がって「双節昆」や猪用の特大手裏剣で遊んでいた。

庭人はへっぴり腰で、恐る恐る重い特製ヌンチャクを振り回していたが、自分の体に当たれば当然痛い。

皆の笑いのネタになった庭人と違い、サラニンジャ~はなかなか絵になる。

野人は手裏剣やヌンチャクや仕込み槍などの使い方を披露した。

長いほうの手裏剣「クナイ」を拡大して見ればわかるが、土も掘れるし砥げば簡易ナイフにもなり、モリ先にも使える。

先に紹介した「対猪用仕込み槍」の穂先はこれを使っている。

これだけ一箇所に武具を集めた事はなく、大半は自ら作り改造した珍しいものばかりだ。

どうやって使うか知りたいのは当然、良い機会だ。

20年程前になるが、手裏剣も設計した図面通りレーザーでカット、ヤスリと研磨機で仕上げたもの、護身、しかも猪用だから伊賀忍者が使ったものより3倍以上重いが、これだけでは仕留められない。

ヌンチャクもこれとは別に鉄芯入りの重昆も作った。

出来るならこれらは使うことがないほうが良い。


棒術、トンファ、剣も次回に披露しよう。

これまで誰にも見せた事がないし、画像もない。

「これっきりこれっきりもう~ これっきりですか~」・・と言う歌があったが・・

その通りだ。



2008 8月 3人娘の手裏剣磨き

http://ameblo.jp/muu8/entry-10130782787.html



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