カブトムシの産廃処理活用 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

残飯など大量の生ごみの初期処理はカラス、細かいクズはゴキと仕分け、あとは植物系の廃材やオガ屑や草木だ。

今は草木や廃材、製材所の杉皮やオガ屑も産業廃棄物として放置出来ずに回収して燃やし、無駄な石油を使っている。

大量に出る家畜の糞も環境問題となり持て余している。

これらはそもそも人ではなく自然界が処理分解するものではないか。

理に適わない不自然な放置だから一向に分解が進まず「ゴミ」と見なされるのだ。

燃やすと言うのは何とかの一つ覚えのようなもので、そんなものに税金が使われ環境汚染に繋がるのは見ていられない。


人間の思考回路は、病気への対処と同じで理由はわからんが薬で防げと言うようなものだ。

「何故?」と本質から見直すことなく、仕方がない、それしか他に方法がないだろう、とりあえず・・・と言うのは何の知恵もなく思考の墓場で前向きでも何でもない。

足元から自然界の理を組み立て直せば簡単にわかることではないか。

人の言う勉強とはひたすら本を読み覚えることで、判断は覚えた言葉や常識で下すものなのだろうか。

覚えるだけならパソコンか電子辞書の方がはるかに優れている。

人間が人間たる由縁はその優れた知恵にあるはずだが、今のところ人類は地球の為にではなく自らの利益の為にしか使ってはいない。


植物系の廃棄物は大地に広げて置けば簡単に土に戻るものばかりだが、量がかさめば広大な敷地が必要になる。

それほど場所を取らず、かつ迅速に分解するには生き物達を動員すれば良い。

カブトムシや黄金虫の幼虫は喜んで食べて育ち繁殖する。

嫌われるゴキやカラスはエサ場に定着、孵化場から地域一体に飛び立つカブトムシが増えれば子供達は喜ぶ。

人間の願った通りになるのではないかな?

山を崩してゴルフ場を作るくらいなら、最低限の工事でこれらを分解する場所を確保、理に適った厚さで混合配置をすれば、臭うことなく環境汚染することもなく彼らが完全に消滅させてくれる。