便利な天然カ~ル | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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もう一年近く散髪してない気がするがいつだったか覚えていない。

伸ばしたいわけでもなく面倒なだけだ。

わざわざ床屋に出向いて、電気椅子のようなものにじっと1時間も座っているのは耐え難い。

昨年までは善意ある美容師のお嬢さんが家に来て30分で刈ってくれていたので楽ちんで良かったな。

野人には整髪料も櫛もドライヤーも必要ない。

バルーンパンツ穿いて、腰には弁慶の七つ道具のようなものでガンベルト武装、バッサバッサ切りまくるので爽快、床も掃除してさっそうと去って行った。

その名前とベルトとハサミさばきにちなんで野人は「夕子のガンマン」と呼んでいた。

「必ず来るから他では刈るな」と言い残してガンマンは東京へ旅立った。

この家にはよだれ掛けのような赤い首かけと、床に敷く新聞紙など一式そのまま置いてある。

髪が目や耳にかかると邪魔で、水中眼鏡からも浸水する。

見える部分だけは自分でハサミでちょん切ったが他は放置している。

いつ帰るか電話してみるかな・・・

こんなに伸びたのは20歳の時以来だ。

当時も同じ理由で伸び、1年後に床屋で角刈りにしたのでスッキリ、散髪料の省エネだった。

しかし・・当時もそうだったが、便利な天然カ~ルだな。

野人は完全な直毛だが、何故か伸びた後ろ髪の先端だけが綺麗に巻き上がっている。

おそらく・・・髪も過酷な環境に順応、進化するのだろう。

自動式巻き上げウィンドのようなものだ。

さすが野人の毛・・・あっぱれ。

髪は頭の保護が目的で、首や肩は関知するところではないと嫌がっている。

余計なことやりたがらんのは野人そっくり・・

切るの・・可哀そうだから放っておくか、海のシーズンも過ぎ去り別に困るわけでもない。



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ばるうう~んパンツ?

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