サメの姿造り | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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左は差し入れの黒鯛 中がサメ 右はキス
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昨日もまたサメが釣れた。

今年はこれで3回目だが、釣れると必ず刺身にしてあげている。

小型の「ホシザメ」で、顔は怖いが歯は鋭くないし噛みつかないから大丈夫。

サメを刺身で食べた人は少ないだろうが身が活きていれば臭みもなく美味しく食べられる。

人間よりはるかに古来から生きぬいてきたサメやエイの仲間は通常の「硬骨魚類」に対して「軟骨魚類」と呼ばれ、生命力は強いがアンモニアの分解が優れているわけではない。

死んで時間が経つとアンモニア臭くなるから鮮魚として魚屋に並ぶことが滅多にない。

練り製品に多く使われるが、野人は子供の頃から「茹でフカ」に食べ親しんでいる。

このホシザメの皮を剥いでぶつ切りにして茹でたもので、酢味噌で食べる。

三重でもサメの切り身にタレをつけて軽く干した「サメダレ」も人気だ。

刺身も茹でフカもサメダレも、ずば抜けてと言うことはないが美味しく食べられる。

活きたエイは身も肝も非常に美味しく、目の前にうようよいる「エイ・リアン」やエコ・エイ達に食指は動くのだが、今は魚の生ゴミをすべてたいらげてくれる優秀なスタッフなのだ。

人として、とても食うことは出来ない。

万が一の時の為に、非常食としてとっておこう・・・

今回はカメラを構えてあまりにもサメを食うのを楽しみにしているので、「アタマ」を付けて姿造りにしてみた。

軟骨とヒレは唐揚げ用だ。

親子で撮影に熱中、夏休みのいい思い出になったことだろう。


マリンビレッジのエコ・エイはしばらく安泰・・
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昨年7月

甘いサメの刺身

http://ameblo.jp/muu8/entry-10307910282.html