このような饅頭と言うか餅と言うか、葉っぱを敷いた食べ物を野人は子供の頃から「バッポ」と言っていた。
葉っぱは下だけの時もあれば上下サンドする時もある。
柏餅やチマキのようなものなのだが、柏饅頭もチマキ饅頭もない。
九州の郷里では何処の家でもこのバッポを作り、蒸し器で仕上げて食べていた。
餅でもなく饅頭でもなくふっくらとでかい蒸しパンのようなものもあった。
葉に香りはなく、あまり好きではなかったのだが何処でも出されるから食べた。
葉は肉厚で丈夫で丸かったので、蒸しの下敷きには使いやすかったのだろう。
バッポについてはそれくらいしか理由はないが、この葉を付ける木にはややロマンチックな別名もあり、便利な使い道が幾つかあり今も使われている。
しかし場合によっては非常に嫌がられもする。
さて・・この木の名がわかる人はいるかな・・?
最初に当てた人には、いつか食事に来た時にご馳走を差し入れしよう。