大地も海も人も養分過多 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

大地も海も人も養分過多になったこの悪循環の根幹は「農業」にある。

成分重視の農業は大量の養分を大地に投入、早く野菜を肥大させたが当然のように野菜の成分低下を招いた。

大地だけでなく川も海も成分過多で汚染され、人は機能の低下で悩まされることになり、妙なプラス思考で成分サプリが誕生、再び成分過多の方向へ走り始めた。

バランスが壊れて中身の伴わない野菜は多様な病だけでなく、心身共に機能の伴わない子供達をも増やした。

野菜の成分低下の原因は植物本来の機能が低下したからだが、人はそこに気付くことなく、野菜の成分低下をさらに成分で補う道を選んだ。

成分への固執は改善の方向に向かっているだろうか。

今の農業が間違っていないと言うのなら、極端な野菜の成分低下の原因を特定、発表するべきだろうが誰もやらない。

わからないのかやらないのかさえもわからない。

ここ30年くらいで健康、環境が急激に悪化した原因は農業に端を発している。

入浴剤などによる表皮と粘膜の洗浄と生活排水の急増、精製塩などがそれに続く。

それが、あらゆる分野から分析、余計なものを除外して野人が出した明確な答えだ。

それを元に戻すのは簡単で、このマイナス志向は労力もお金もはるかにかからない。

やれば人の体は元に戻り、それが常識になれば大地も海も元に戻るだろう。

人は、人も他の生き物も、大地も海も「完全」なものだと言うことを忘れている。