世界中で、農業では虫は草と並ぶ天敵のように嫌われているがまったく逆だ。
虫を無視して農業は成り立たない。
それは地球の歴史、大地の仕組みを通してこれまで述べてきたが、土壌とは彼らが築くもので、虫達は無視せずにむしろ呼び寄せることが重要だ。
ホタルではないが、「こっちのエ~サは 旨いぞ~!」と。
草を生やすことと虫と鳥を呼び集めることが農業の近道なのだ。
こう書くと野人はまた野蛮人扱いされてしまうが、野人農園ではそれを証明している。
他の何処よりも虫と鳥が集まる仕組みになっている。
無数に集まった彼らが働くからこそ虫害も病気もなく、経費も労力もかからない。
農業は経費と労力を使うのが当然とされているが、野人は草と虫と鳥を集め、彼らに働いてもらっている。
人は彼らのデメリットを99%と思っているが、逆で、メリットが99%で、迷惑は1%程度だ。
その程度は彼らの報酬、ご褒美だと考えれば良い。
元々野人の為の労働ではなく自分達が生きる為だ。
その最高の環境を使わせてもらっている。