桃源郷を目指して | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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地球に生きるものは人間だけではない。

植物を中心に、小さな微生物から昆虫や鳥や動物まで安心して暮らせる場所こそが本当の豊かな土地だろう。

人間の言う「肥えた土地」ではないのだ。

そこにはすべての生き物を排除する人間の「エゴ」が詰まっている。

そして膨大な水と肥料と薬剤を大地に投入し、今も地球を汚染し続けている。



この協生農園は野人だけでなく他の人達にとっても桃源郷だ。

生命力が溢れ、人間だけでなく虫や鳥達も一緒に生きて行ける。

浄化能力のある完全な土壌には保水力があり、地下水は汚染されず、この下の井戸水は安心して飲める。

大地は地球の濾過槽でなければならない。

労力も経費もまったくかからず、周年豊かな糧と水を生み出してくれるこの農園は、世界の乾燥地、荒廃地を緑化し、飢えと渇きと病に苦しむ多くの子供達を救うことだろう。

施しではなく、自らの力で生きてこそ人間なのだ。


このノウハウで膨大な利益を挙げたいわけではなく、会社は普通に健全経営が出来ればそれで十分だ。

この森羅万象の道理に無理のない協生理論を世界に広めたいと願っている。

野人一人では立ちはだかる巨大な壁を乗り越えることが出来ない。

賛同してくれる読者達の協力が必要なのだ。

自らの頭で仕組みを理解し、見て、触れて、食べて、心と体で感じ取ってもらいたい。

一人一人の力がやがて大きな生命力のうねりとなって世の中を変えるだろう。


       ムー