銀杏はどの木よりも太く高く長く生きることが出来る。
周辺の落葉樹や広葉樹よりも古く、長寿の杉や檜よりも古くから生き残ってきた。
中世紀より残っているのは銀杏とソテツくらいのもので立派な古代樹なのだ。
言い換えれば、銀杏は「長寿」の知恵を身につけていると言うことだ。
種が完成するまで果肉を渋く酸っぱくして、機が熟せば甘くする木は多い。
しかし、食わせないように臭くしてかぶれの成分まで仕込むのは困難だ。
果肉が臭いのはこの銀杏と「ヘクソカズラ」くらいしか思いつかない。
さらにご丁寧に「かぶれ薬」まで仕込むのは銀杏しかないのだ。
これを知恵と謀略と技術力と言わずして何と言えば良いだろう。
知恵は生命力を強め、生命力が長寿の秘訣だ。
そこから動物の食の本質が見えて来る。
野人の言葉を疑うことなかれ、ギン太郎に直接聞いたから間違いはない。
野人は銀杏に「敬意」を払っている。
銀杏の種は美味しくて強壮強精作用が強く、食べすぎれば毒にもなる。
しかし・・・鼻も胃袋もコーモンもないのに、よく、ウンチの臭いなど創りだせたものだ。
臭くて不味くて生き物も食えない果肉など地球上でも探すのは難しいだろう。
作り方を友人のギン太郎に聞いては見たのだが、企業機密と言うことで教えてはくれなかった。
銀杏が臭い本当の理由 完
彼のタネはギンギラギンだが・・
さり気なく生きている
野人もこうありたい
ギンギラギンにさり気なく・・
臭くなく さわやかに~