コーガンのふやふや汁・・・? なんだ・・? とテレビ画面を見た。
何やら怪しげな料理ではないか。昨夜の番組だったが見た人もいるだろう。
奄美大島のジャングルで、野人みたいな男が裸足で何やら捕っている。
自給自足して、「裸足の達人」と呼ばれているようだが親しみを感じてしまった。
その・・コーガンが・・水の中を泳いでいるのか・・
コーガンとは、河蟹がなまったものらしいが、それにしてもたいそうな名だ。
見れば「モクズガニ」ではないか。モクズガニは上海ガニの仲間で、野人も毎年川で捕って食っている。
やがてコーガンは臼に放り込まれて、キネでつかれ始めた。そして・・
コーガンはぺったんこに潰されてしまった。
やたら、コーガン、コーガンと言うが、野人が言っているのではない。テレビだ。
野人はこのカニを「ズガニ」と言っている。
潰されたコーガンをタオルで濾して搾り、味噌汁にすると表面にミソなどふわふわしたものが浮いたスープが出来た。
たしかに・・コーガンのふやふや汁だ。
この汁は野人も毎年作っている。臼ではなくすり鉢で潰して味噌汁にする。濃厚でたっぷりのズガニの味噌を味わう料理だ。今年の10月も作って食べた。
ズガニだけでなく、ワタリガニやイシガニでも作って食べるが、細かくぶつ切りにして作れば身も食べられるからそちらのほうが多い。カニの一番旨い食い方は味噌汁だと思っている。
しかし、コーガンのふやふや汁・・と言われると、腰が引けてしまうなあ・・
カニみそスープとか、もっとハイカラな名を付けてもらいたい。
これが・・コーガン ・・
詳しくは 10月の記事
上海蟹 藻屑蟹の季節到来
http://ameblo.jp/muu8/entry-10358089298.html