木の実ガイドの一日 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

野人エッセイす

スタンバイ やる気満々
野人エッセイす

お~~~! アケビがうじゃうじゃ・・
野人エッセイす

散策完了
野人エッセイす

やや 開き気味だが食える
野人エッセイす


今日は山の木の実ガイドに呼ばれた。昨年に続き、この春に山菜ガイド、それから二度ほど野人農園の講習にも来た子供連れの若い主婦達だ。ターゲットは「アケビ」に「むかご」だったが、アケビは9月末から10月前半が盛りで時期的には遅い。今回の大型台風で木々は倒れ、むかごは吹き飛ばされて少ない。まあ試食程度なら残り物はあるだろうと出かけた。最初の山道ではほとんど見かけず、葉っぱだけの講習で終わった。収穫は「シャシャンボ」の大木で、未熟な実が鈴なりだった。11月には大量に収穫出来る。シャシャンボは暖地性のブルーベリーの仲間でなかなか旨い。フユイチゴも大量に蕾をつけた群落があった。晩秋には赤い実が鈴なりになるだろう。

一度戻ってから休憩、再度入った山道はアケビと自然薯の宝庫だった。車からわずか100mの場所で誰も入らない秘境だ。台風で木がなぎ倒されていたが大型アケビがどっさりぶらさがっている。ただし、ほとんどが口を開けて時期を過ぎていた。その中から食べられそうなものを高枝ハサミで採取、まあ全員が食べるだけはとれた。自然薯のツルも非常に多く、強風に耐えたムカゴも生食するくらいは残っていた。台風さえ来なければ、この場所は10月頭にはアケビもムカゴも採り放題だ。来年は自分達で行って好きなだけ採れば良い。