少年の進化論 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

コマ・・と共に考える野人

野人エッセイす

 

名前は忘れたが、韓国映画の予告編だったか・・お母さんとお風呂に入っていた少年が、比べて見て、大人になったらオチンチンは縮んでなくなるものと思っていたが、逆だった・・・と言うのは笑えた。

これなどはチン化論の傑作だろう。

 

他の動物と同じように人間も大人になるまでは成長する。

これを進化とは言わないが心は進化するかもしれない。

身体は成人を境に退化して行く。

生き物の宿命は仕方のないことだが心は別のようだ。

 

思考はみなそれぞれ異なり、自分が成長したと思えばそれは成長だろう。

成長の定義もそれぞれ異なる。

 

懸命に勉強して知識を増やすことも、経験を積んで柔軟に対応出来るようになることも成長には違いない。 

苦労の数だけ得るものも多い。そして人は満足して、あるいは悔いを残して生を終える。

 

神は自分に似せて人間を創ったと言う。

それが確かならその目的は何だろうか。

人間が偶然の産物ならそう難しく考えることもなく好きに生きれば良い。

 

野人は、人間と言う肉体を持って喜怒哀楽を心身で感じながら魂を磨いてみなさいと言っているように感じている。変なところばかり磨き続けているとなかなかそれに気付かない。

 

人はとかく物質文明の価値観に振り回されがちだが、時には振り返ってみるのも必要だ。

大人になるほど我も欲も正義感も愛も強くなり千差万別だ。

 

しかし人の原点は子供の心にあり、今の自分に仕上げたのは自分自身、誰の命令でもない。

夢中になって遊んだ童心に時計を撒き戻して考え直してみれば新たな道も見つかるだろう。

 

この時代の常識や価値観はこの時代が作り出したバブルのようなもの、それは過去とも未来とも異なるだろう。

童心にはそのようなものはなく、生まれた時はほぼ平等だったのだ。

 

人は余計なものばかり背負い過ぎたのかもしれない。

こころの進化・・

地球の未来はそれにかかっているようだ。