このところ多忙でなかなか山へも行けなかったが、昨日の夕方、水汲みに行ったついでにキイチゴを食いまくった。あるわあるわ~食いもんがウジャウジャ! 山水をたっぷり飲んでからキイチゴ放り込んだから腹はタプンタプンに膨らんだ。熊のように食い溜めしたからこれで当分は食わずに済む。モミジイチゴ、クマイチゴ、ニガイチゴ、クサイチゴ、この時期は何処へ行ってもベリーの山だ。車を止めては食い、また走っては止めて、野人の食い物を探す視力はノーベル賞ものだ。走りながらブッシュの小さなイチゴを見つけるとブレーキ、通り過ぎたらバックして必ず食う。どの場所の株が旨いか確認しておくのだ。本能の目は常にカメレオンのように左右の山を探索している。短パンビーチサンダルのまま急斜面にヤモリのように張り付いて食ったらずり落ちて緒が切れてしまったが、片足裸足でもまったく気にしない。サソリがいるわけでもなく多少チクチクするくらいだ。マムシだけ注意すれば良い。ブッシュマンだって裸足で藪を歩く・・・
両手で掴んだ木や草を離すと落っこちてしまうのでやむを得ずパン食い競争みたいに口だけで食ってみたがやめたほうが良い。唇をトゲでやられて今もヒリヒリしている。クマイチゴの葉の裏まで生えたトゲを見ればわかるだろう。動物に葉を食わたり枝を折られないようにするキイチゴの知恵だ。クラゲがいようが強烈なトゲがあろうがそれでも食うのが野獣、いや野人の証明だ。熊だってハチに刺されながらも蜜を食う。キイチゴにしてみれば食って欲しいのは人間ではなく鳥なのだが、しこたま食っちゃってごめんなさい~
キイチゴはナチュラルな甘さでみずみずしく・・ベリーグッド!