猿がおケツを掻く理由 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

猿がケツを掻くのは、格別な理由はない。ただ尻が痒いからだろう・・・

そう言ってしまえばブログにならない。真面目に掻く・・いや、書くか・・・

猿の尻には毛がない。木の上の暮らしでは元々ふさふさしていたのだが、地上に降りて、横着して座ってばかりいたからすり減ってなくなったのだ。そしてくたびれたかかとのような情けない肉になった。元々座る部分ではなかったから血行が悪くて痒くなる。進化と言えば格好が良いのだが、怠慢が招いた結果で自業自得なのだ。

尻が赤くなるのは日本猿のメスで、発情期に見られる現象だ。野人の小学生の頃は、パンツがないから恥ずかしくて赤くなるのだと信じていた。人間もおそらくそうなのだろうと。だから男の子は好奇心からスカートめくりに熱中したのだ。

猿の尻は元々座る部位ではないのに格好付けて座るから、皮膚がすり減って血管が透けて見えるのだ。それが発情期になるとメスは鮮やかな色になる。オス猿は目をサルにして最も赤い尻を探す。そして熱心に口説く。メスにフラれる確立は高い。うまく行くと・・何もせず手抜きして・・さっさと乗るのだが・・あまりにも短い。そして、反省もせず知らん振りして・・サル。これに関しては猿から学ぶべき事はなかった。