芸術的球体 「ウグイスの巣」 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは


指で プスリ・・・  快感


夏から放置していた畑の草刈りをしていたら球形の鳥の巣が3個出てきた。いずれも腰くらいの高さの低木に作っていた。山菜ハーブコーナーはほとんど草に埋もれてブッシュ状態だ。あまりにも見事な球形なので捨て難くて持ち帰ったが、よくここまで芸術的に作ったものだと感心する。人間にはとても無理な事だ。球形の巣は何種かの鳥が作るが、大きさからしてもたぶんウグイスだろう。巣があったのは5本植えていた1mくらいの「ウグイスカグラ」だったからだ。この木の実はウグイスが好んで食べることからこの名が付いたようだ。どうりでウグイスがケキョケキョと鳴いていたはずだ。周りは田んぼしかないのに何でだ~?と思っていた。来年もまたいくつか作るのだろう。ヒバリも我が物顔に野菜の横の土の上に巣を作り、その部分だけ収穫出来ずに閉口した。ニンジンの葉3本だけに囲まれ周囲から丸見えなのに頑張って1m近づくまで動かない。羽根を広げて卵を隠し、枯れ草のような擬態をするのだ。見つけただけでヒバリの巣が4個、ウグイスが3個だ。畑は一反だが土にも草にも木にも好きなだけ作ってくれ、100世帯くらいは養える。すぐ横の荒地にはキジが巣を作り、畑を縄張りにして毎日歩き回っていた。前回は毛色の派手なオスだったが昨日は地味なメスだ。まあネズミも獲ってくれるから助かる、夕方になるとノネズミやモグラを狙って来るフクロウと共にスタッフの一員のようなもんだ。蝶や色んな鳥が群がる野人の畑は昆虫、バードウォッチングが出来る。



春に紹介したヒバリの巣の数々・・


ヤマウドの下


ニンジンの間