土手のアスパラ 「ヤブカンゾウ」 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

4月に、「森の食卓」のコーナーで、「山のアスパラ、浜のアスパラ」を紹介、山はシオデで、浜はハマカンゾウのことだった。写真は「ヤブカンゾウ」で農園のいたるところで増えている。ハマカンゾウもヤブカンゾウも、ニッコウキスゲ、ヘメロカリスと同じ仲間で、他にノカンゾウがある。どれも同じようにして食べられる。春の新芽はヌメリがあり、おひたしでも天ぷらでも非常に美味しい山菜だ。春の次に食べるのが7月だ。次々にユリのような蕾が膨らみオレンジ色の花が咲く。ヤブカンゾウは田んぼの畔や土手に群生して生えているが夏草と供に刈られる運命にある。このオレンジと緑がかった「つぼみ」が旨いのだ。アクもなくて茹でてサラダにしても良いし、そのままシシトウのように焼いても天ぷらでも旨い。当然花も天ぷらで食べられる。土手から掘ってきてガーデニングとして植えておくと、新芽もつぼみも花も食べられ観賞用としても綺麗だ。それに放っておいても増えてくる。明日はさっと湯通しして甘酢で食べてみるか・・・無料の健康食だ。