ヒバリがまた畑にタマゴを産んだ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

作ったばかりで まだレタスとニンジンがまばらな畑の真ん中に・・

ニンジンの・・・間に  また・・・ 巣を・・タマゴも・・・

性懲りもなくヒバリがまた農園に巣を作った。今度は真ん中の通路のすぐ横だ。ピラミッド混生農園の横に借りた畑を今年の4月から木を植えない群生農園にした。レタスとジャガイモが出来ているくらいで背丈の高い野菜もなく芽が出ている程度だ。まだ小さいが、ニンジンがそろそろ食べ頃で抜こうとしたら、2mくらいの距離からヒバリが飛び出してこっちを見た。ヒバリは寝起きのような頭をしているからすぐにわかる。よく見たらすぐ向こうに巣を作っていた。「あのなあ、お前、またよりによってこんな真ん中に・・・」とお説教を始めたらヒバリは飛んで逃げて行った。ニンジンが・・抜くに抜けない。まあ良い、ニンジンは大嫌いだし、他にもたくさん分散している。そこのニンジンはヒバリが巣立つまであきらめることにした。実験農園だからまだニンジンもまばらで、巣は丸見えなのだが気がつかなかった。しかし、毎日来ているのに何時の間に作ったのだろう。巣を覗くとまたタマゴを3個産んでいた。何時の間にせっせと産んだのだ。放っておいて5mくらい離れたところで作業していたらまたヒバリが巣に戻って来た。せいぜい夫婦で頑張ってくれ。エサは畑にいくらでもいるのだ。前の巣はヤマウドの真下だったが天敵にやられたのか、無事に巣立ったのか巣は空になっていた。ヒバリは10日で卵から孵化し10日で巣立つ。2週間近くのぞいていなかったからどちらかはわからない。すぐ横は何年も放置した休耕田の草むらで、そちらのほうが安全だと思うのだが。そこにはキジが巣を作っているようだ、時々ヒナの声がする。親はかん高く「ケ~ン!」とたまに鳴いている。そのうちゾロゾロエサを漁りに出てくるだろう。

しかし、今度のヒバリの巣は、通る度に上から丸見えなのだ。ヒナと目が合ったら挨拶するしかない。今回は忘れずにヒナを撮影しよう。農園に行くと毎日上空からヒバリの歌声が聞こえる