農地の立体的活用法 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

1、 地面の有効活用

雑草の少ない秋冬春に最適で、葉野菜を密生させたほうが柔らかく、10cmから間引き商品化する。山菜でも若葉が美味しいのは当たり前、根菜も葉付きで適正サイズのほうが実用的。

2、 空間の有効活用

夏向きでナス、ピーマン、オクラなどの実野菜の下で半日陰野菜を混生させる。 

3、 周囲の立体活用

トマト、キウリ、ゴーヤなどのつる性野菜は全て周囲フェンスをフルに活用。台風にも強く、ミョウガ、キノコ栽培も可能。

4、 雑草の立体活用

基本的に雑草は保水、微生物、酸素などの土壌バランスを保つ他、うねの維持、野菜のカモフラージュ、遮光性などの役割を果たすから雑草そのものも活用する。雑草の占めるスペースに山菜を増やす。ノビル、フキノトウ、ナンテンハギ、ツリガネニンジン、オケラ、ヤマウド、カンゾウなどが最適。

また観賞用山野草も、オケラの花、ワレモコウ、オミナエシなども生花として生産、 さらにそれらをドライフラワーとしても出荷する。

5、土中の立体活用

土中の活用とは、山菜、野花、薬草など根ごと掘り取り商品に。1個摘んでも仕方ないが、ポットに入れて商品にする。山菜、山野草の苗は学術用、観賞用として最適。また畑の一角で種から育てる。ヤマウド、タラ、ツリガネニンジン、花いかだ サルナシ、マタタビ、コシアブラ、クロモジなど挿し木で増やせるものも多い。

6、 樹木の立体活用

周囲の柿の葉、桑の葉、熊笹など木の葉を野草茶に。他、朴歯、香木の黒文字、ニッケイなどの根も笑遺品に。

7、野菜の立体活用

普段売られてない茎や花を野菜として販売。ブロッコリーの茎、花、白菜やキャベツの花、小松菜の花、ピーマンの葉など。野菜はすべて収穫せずに一部花を咲かせたほうが虫も集まり土壌の為には良い。スーパーでは売られないもの、ヘチマは小さなものは食用大きなものは懐かしいエコタワシとして、またヒョウタンも生産する、生唐辛子、芋のつるなども活用。

8、 過剰野菜の立体活用

葉野菜などの漬物だけでなく、ピクルスなどの他、チームの誰かが惣菜製造許可を取り、おひたし、胡麻和え、白和え、ヌタ、ミックスジュースなどの百円惣菜を生産する。