まず、どうして桶胴なのでしょうか?
桶といえば風呂桶を連想しますね!
細く揃えた木を輪にしてバラバラに
ならないようにタガで固定締めをします。
でも太鼓の桶は形から言うと樽が正しいです。
樽は中間に膨らみがあって上下にフタをする
ような形です。
樽はウイスキーやワインの製造で
使われてますね!
でも太鼓はどうして桶と言うんでしょうか?
樽胴太鼓にしたら、、、
と考えると、どうもしっくり来ないけど。
しかしながらこの樽の形を作る
膨らみを持たせる技術は大工さんには
難しいらしく、やはり
熟練の桶樽職人さんじゃないと作れません。
ただ、高齢で引退した人が多く、今では
日本に数えるくらいしかいなくなりました。
なのでこれからの桶胴は樽型ではなく
ストレートなずん胴型が主流になるでしょう!
※ 伝統の太鼓桶とストレート胴で音の違いを
何回も検証しましたが「ほぼ変わらない」
というのが結果です。むしろストレート
の方が音は前に出ます。
さてさて、うんちくが長くなりましたが
桶胴太鼓のすずめのお囃子での用途を
整理しておきます。
サイズは皮の直径でみます。
1,1尺(33,5cm) 小太鼓(牛・馬)
1,2尺(36,5cm) 小太鼓(牛・馬)
1,3尺(39,5cm) 小太鼓・中太鼓(馬)
子供大太鼓(牛)
1,4尺(42,5cm) 中太鼓(馬)
女性・子供大太鼓(牛)
1,5尺(45,5cm) 中太鼓(馬)
女性大太鼓(牛)
1,6尺(48,5cm) 中太鼓(馬)
大太鼓(牛)
1,7尺(51,5cm) 大太鼓(牛)
1,8尺(54,5cm) 大太鼓(牛)