適正な太鼓 その3 | 『あなすずねっと』

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今日は「桶胴太鼓」についてです!

 

まず、どうして桶胴なのでしょうか?

桶といえば風呂桶を連想しますね!

細く揃えた木を輪にしてバラバラに

ならないようにタガで固定締めをします。

でも太鼓の桶は形から言うとが正しいです。

樽は中間に膨らみがあって上下にフタをする

ような形です。

樽はウイスキーやワインの製造で

使われてますね!

 

でも太鼓はどうして桶と言うんでしょうか?

樽胴太鼓にしたら、、、

と考えると、どうもしっくり来ないけど。

 

 

 

しかしながらこの樽の形を作る

膨らみを持たせる技術は大工さんには

難しいらしく、やはり

熟練の桶樽職人さんじゃないと作れません。

ただ、高齢で引退した人が多く、今では

日本に数えるくらいしかいなくなりました。

 

 

なのでこれからの桶胴は樽型ではなく

ストレートなずん胴型が主流になるでしょう!

※ 伝統の太鼓桶とストレート胴で音の違いを

 何回も検証しましたが「ほぼ変わらない」

 というのが結果です。むしろストレート

 の方が音は前に出ます。

 

 

さてさて、うんちくが長くなりましたが

桶胴太鼓のすずめのお囃子での用途

整理しておきます。

サイズは皮の直径でみます。

 

 

1,1尺(33,5cm) 小太鼓(牛・馬)

1,2尺(36,5cm) 小太鼓(牛・馬)

1,3尺(39,5cm) 小太鼓・中太鼓(馬)

               子供大太鼓(牛)    

1,4尺(42,5cm)   中太鼓(馬)

           女性・子供大太鼓(牛)

1,5尺(45,5cm)   中太鼓(馬)

           女性大太鼓(牛)

1,6尺(48,5cm)   中太鼓(馬)

           大太鼓(牛)  

1,7尺(51,5cm)    大太鼓(牛)

1,8尺(54,5cm)   大太鼓(牛)