一体感とは | 『あなすずねっと』

『あなすずねっと』

”仙台すずめ踊り”をより深く知っていただくために、満載の情報を発信します。             

すずめ踊りの審査基準の中に

「一体感」というポイントがあります。

 

では一体感とはなんでしょうか?

「チームワーク」は重要な一つですね!

メンバー同士が楽しく顔を見合わせて

声を揃えて一つになっている姿は魅力的で

観客を引き寄せます。

しかし、一生懸命さは伝わるんだけど

一人一人が自分の世界だけに入り

周りとの連携や息を合わせることが

見て取れない場合は

一人一人が孤立したように見えます。

「一つになる」ってとっても重要なことです。

 

さて、一体感にはもう一つの見方があります。

これは「踊りとお囃子の一体感」です。

祭連を指導していて時々感じることですが

踊りとお囃子の意図が噛み合っていない

 

どういうことかというと

例えばお囃子が

「この部分のリズムを変えて面白くしよう」

「今年は曲順を変えて新しい繋ぎ方をしよう」

と考えたとします。

そしてそのように演奏が完成しました!

それは演舞の際の大切なポイントなはずなのに

踊り手がそこを意識しないで踊っていると

せっかくのポイントも無駄になります。

しかし、踊りがリズムにピッタリ合った振付

だったとしたら

曲の切り替えを上手に表現できてたとしたら

目を惹きますよね!ブラボーです!

他に「ここは弱く出そう」なら踊りはソフトに

「ここは強く出そう」なら踊りはガンガンに

これこそが踊りとお囃子の一体感です。

また踊りからの要望の意図を

お囃子が認識していない

ということもあります。

やはり踊りとお囃子の仕切り役は常に

顔を合わせ、一緒に開拓をしていくことが

必要です。

 

祭連は一家!家族!

チームワークの取れた家族であるべきです。