それは、たしか木曜日のこと。
昼休みに職場のパソコンで何となく趣味の検索してたら。
松島の瑞巌寺で、政宗公特別参拝ってのがあることを知った。
伊達政宗公の毎歳忌法要で記念の御朱印を頒布するとのこと。
御朱印をもらった人は、仏間の伊達政宗甲冑倚像復元像にお参りできるとのこと。
えーっ!長年伊達ファンやってるけど、そんなことしてるの知らなかったー。
でも、偶然見つけたのも何かの縁。
これは、行かねば。
特別参拝は23日~27日まで1日数回やってるけど。
24日は毎歳忌法要当日で、参拝は15時からのみ。
御朱印は1日100枚。
参拝は最大40名程度。
えー、競争率高そう。
というわけで、本日24日、松島に行ってきた。
例によって洗濯とか済ませてから出てきたので時間が危ういけれど。
まずは、仙台の瑞鳳殿に行って政宗公に御挨拶。
「じゃあ、また後で瑞巌寺で」と、デートの約束のように言って、急いで出てきた。
相変わらず慌ただしいなと、政宗公あきれてるかも。
それから松島に向かって。
お昼食べる暇ないけど大丈夫かな?
ともかく、周りのおいしそうなものは無視して瑞巌寺へ。
券売機で拝観券買って、御朱印所で限定御朱印をお願いする。
あれれ、みんな限定御朱印をもらうかと思いきや、そうでもなさそう。
土曜日だけど、そんなに人は多くない。
本堂に入って、観音様にお参りして。
集合場所の孔雀の間付近に来たら、参拝希望者がもう数人集まっていた。
ちょっと早めに孔雀の間に入れてもらえて、お寺の方が部屋の説明などしてくださった。
政宗公の命日は5月24日だけど。
ここでは月遅れの旧暦でやるらしい。
今日は午前中に大勢の僧侶が歩いてここで法要を営んだと。
孔雀の間は四天王に守られてて、聖なる空間。
普段は一般の人は入れない。
ちょうど今日来られた方は御縁がある。
(これで縁ができたな!と、タロウを思い出す不謹慎な私)
いろいろ説明の後に、法要。
これはちょっと、感動だったな。
金ぴかのふすまに囲まれた空間に、お坊さんの読経の声が響いて。
それが何ていうか、すごく心地よかったのよね。
照明を何か設定してるのかな?
蝋燭の炎がひと際明るくなった感じというか。
ありがたい空間だなーという気がした。
もっと長く聞いていたい気分だった。
その後、戒名や位牌の説明があって。
特別サービスで写真撮影を許可されて。
甲冑像やふすまの写真を撮ったのだけど。
何しろ私の機能の劣ったケータイしかなくて。
(ていうか、私の写真の腕がどうしようもなくて)
遠くてブレたような写真しか撮れなかったわぁ。
それでも、すごーくありがたい気分で。
お寺の売店で線香とお香を買ってしまった。
ほんとは数珠も買っちゃいたかったけど。
今回は、とりあえず線香だけ。
その後、宝物館に行って甲冑像の本物を見て。
(仏間にあるのは、復元像)
奥様の陽徳院さまも五郎八姫さまも美人さんだよね。
いやぁ、満足満足。
瑞巌寺を出て。
五郎八姫のお霊屋のある天麟院へご挨拶。
ここはひっそりとして。
風が心地よかった。
駐車場に向かおうとしたら、突然の雨。
でも、日はさしてて。
お、これは虹が出るのではと、海の方を見たら。
何と、二重の虹が出てた。
うわぁきれいだなぁ。
(写真に撮れなかったのが、残念です)
帰り道は渋滞で。
予定より遅く帰っちゃったって。
ご飯の支度とかめんどくさいなーと思ったけど。
すごく心は満ち足りた感じ。
楽しい一日だったなぁと、しみじみ思えた。
政宗公、五郎八姫さま、ありがとうございまーす。