次男が学校に宿題を忘れてきて、取りに行くことになった。
実家から電話があり、「親戚からリンゴをいっぱいもらったから取りに来て」とのこと。
なぜか、我が実家に行きたがらない次男なので。
(うちの父が、勉強ちゃんとしてるのかとかうるさいから)
「学校まで乗せてってやるから、一緒に実家に行こう」ということにした。
(方向全く逆だけど)
空は秋晴れ。
久々に次男を助手席に乗せて走る。
「なー、このまま白石行こーぜ」
などと魅力的なことを言ってくれる。
そうしたいのは山々だけど、そんな時間ないよ。
時々白石行ってる私でも、早くまた行きたくなる。
次男は、夏に行ったきりだよなぁ。
組の皆様には、もう随分会ってないんだよなぁ。
私以上に、白石に行きたいだろうな。
実家についたら、ダンナから電話が来てた。
ああ、こっそり白石に行ってなくてよかった・・・
こういう事態が考えられるから、こっそりお出かけは難しいのだ。
実家では、お昼をご馳走になったり、お菓子食べたり。
まぁ、私も母から説教されたりするのであんまり実家には行きたくないんだけど。
たまに行くとのんびりしちゃうのも事実よね。
そして予想どおり、父が白石で撮った写真を見せてきた。
先週、私が蔵王町で真田家の勉強してる頃。
なぜかうちの父と母が白石に行っていた。
史跡めぐりとか好きな両親ですからね。
今まで白石に行かなかったことが不思議なくらいだけど。
私や次男がたびたび白石に行ってることは知らない。
(私の趣味の活動のことは知らない)
父の撮った白石城の写真を見た。
相変わらず、下手だなぁ・・・
(私に言われたくないだろうが)
何でわざわざこんな影が入る撮り方するわけ?
何でわざわざこんな変な角度で撮るわけ?
いいカメラ使ってるのに、センスないんだよなぁ。
(私にだけは言われたくないだろうけど)
でも、そこに写ってるのは私と次男にとっては見慣れた景色。
「お、ここは・・・ぷぷっ・・・」と、何か思い出して笑ってる次男。
ああ、ここはあの御方が立っていた場所・・・などと、しみじみする私。
自分たちのなじみの場所に、何も知らない両親が立っている光景がなんかおかしかった。
お城の中の、甲冑の写真もあった。
これ、御大将が着てた甲冑よね。
そして、そこに貼ってある鬼こじゅまつりの時の写真も写っていた。
「あらあら、ここに変な写真がありますよ奥様」
と、わざとらしく私に見せる次男。
別に私は写ってないと思うけど。
「まぁ、何してるのかしらこの方たち」
と、しらばくれる私。
「お城は、誰かに案内してもらったの?」と水を向けてみた。
「案内する人はいなかったけど、お城には職員が2人ぐらいいたな」
「それって、かっこいい男の人だった?」
ちょ・・・次男よ、何てことを聞くんだ!
「年配の人だったなぁ」とのことです。
「入館料は高くなかったですか?使ってみて不都合なところはありませんでしたか?」
なんか、現地のアンケート調査員みたいな質問をする次男。
白石のまちづくりに生かすつもりかっ?!
父は、お城の階段で足を踏み外して滑り落ちてしまったそうだ。
暗かったからとのことだが。
(大人なのに、何やってんのぉ・・・)
「擦り傷ができた」とぼやいていた。
あの階段、急だもんね。
私も次男も情景が浮かぶもんだから。
「な、なんて恐ろしい・・・」
「それは大変だったねー」
と、心底同情しつつ、笑えた。
「お前たちが白石に行った時は、どこで食事をしたんだ?」と聞かれた。
どこでって・・・いろんなところで食べてるよね。
ミュージアムの食堂とか、蔵楽とか、あちこちのうーめん屋さんとか、ココスとか・・・
答えに窮していたら、「どこで食べたかも覚えてないのか?おじいちゃんたちは、ちゃんとしたうーめん屋さんで食べたぞ」と、自慢された。
多分、佐藤清治製麺さんで食べてきたようなんだな。
「お土産に持っていったうーめんは食べたのか?」と聞かれた。
まだだというと、「せっかく買ったんだから、早く食べろ」と勧められた。
いや、乾麺だしそんな急いで食べなくても。
だって全く同じ製品のストックがうちにあるんだもん。
娘がそこの店の大量購入者とは知る由もない父であった。
武家屋敷とすまる屋敷にも行ってきたらしい。
母は、ああいうところ好きなんだよなぁ。
すまる屋敷に関しては、私よりもちゃんと勉強している。
すまる屋敷は、入館料がないけど募金箱が置いてある。
古きよき建物の保存のため、母はきっちり募金してきたようだ。
「あなたたちは、幾ら募金してきたの?」と聞かれた。
あれ・・・すまる屋敷に募金箱なんてあったっけ?
いや、昔はちゃんと募金してたんだけどさ。
この前なんて、ずん子ちゃんのスタンプだけ押しに行っちゃったよなぁ。
「ああいうところは維持が大変なんだから、募金ぐらいしなさい」とたしなめられた。
そういう施設は見てきたけど。
傑山寺とか片倉家廟所とか田村家墓所には行ってないみたい。
白石の歴史、どの程度勉強してきただろうか?
真田家との関係、気づいてる?
私が真田家にのめりこむのを、母はすごく嫌う。
小学生の頃、忍者の修行をしようとして叱られたりしてた。
私が趣味活動を大っぴらにできないのは、そういう事情もある。
両親とも、「いいところだった」と言っていた。
うん、いいところですよ。
いつか、両親を案内できたらいいんだけど。
そうすると、いろいろマズイことがバレそうな気もするので。
それは難しいかなぁ。
次男は、ニヤニヤしながらこっち見てるけど。
散々白石の話を聞かされた帰り道。
私も次男も、このまま車を飛ばして白石に行きたくなっちゃったけど。
それは、無理な話。
ま、私は来週また蔵王町行くし、12月にも白石に行く予定なんだけどさ。
できれば今すぐ行きたいよ。
仕事サボって、平日ふらりと行っちゃおうかな・・・
次男には申しわけないけれど。