るろ剣の感想なのか? 2 | エメラルド

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好きなことや日々の雑感を書き綴ってます

タケルさん主演「るろうに剣心」の感想・・・のようなものの続き。

一応、ネタバレ注意です。



「けんしん」て名乗られたら、普通「謙信」て思い浮かべないかなぁ?

すぐに「剣の心」と解釈する薫ちゃん、さすが道場の娘さんです。


昨日は書かなかったけど、江口くんていうか斉藤さんや、おやっさんていうか鵜堂というのはさすがの存在感。

下手すりゃ主役を食ってしまう。

でも、絶対にそうはならなくて。

抑えた演技の凄みみたいなものが、きらりと光っていた。



この映画の見所の一つは、やっぱり殺陣だと思う。

CGじゃない生身の動き。


これは、特撮にも通じることなんだけど。

確かに、技術によってすごい映像が撮れるわけで、それは否定しないけれど。

でも、生身の人間がすごいことやってるよーっていうのはまた違った感慨があるわけで。

だから、この場面CGじゃないんだよね?!と、驚きと感動をもって画面に食い入ることがしばしばある。


タケルさんの動きは、美しい。

ぴんと伸びた背筋。

緩慢なように見えて、実はきりっとした動き。

まつりの練習で見た居合いの先生みたい・・・

これが、侍の動きってやつなのかなぁ。


タケルさん、さぞかし練習したんだろうなぁ。

いや、剣は確かに練習しただろうけど。

所作って、やっぱり日ごろからの心がけみたいなものが必要だと思うの。

それって、生きる姿勢というか、心のありようが反映されるんじゃないかなーなんて。

動作の美しい人って、すてきだ。


例えば、ならず者たちは道場に土足で踏み入っていく。

礼節もわきまえず、数を頼りに暴れ回る。

でも、剣心は違う。

乱闘の場面なのに、ちゃんと履き物を脱ぎ、一礼をして道場に入っていく。

あくまでも、自然な日常の動作の流れとして。

そんな、何気ない一コマに、心奪われてしまう。


そしてやっぱり、思ってしまうよ。

私も、こんな動きがしたいって。

日常の背筋の伸びた生き方もそうだし。

華麗なる剣さばきも真似したい。

こんな殺陣がやってみたい!



でも、やっぱり剣は人を殺す道具だ。

どんなに美しくても、それが人を殺すという醜い行為であることは否定できない。

剣心の大立ち回りや回想などにより、その過去が明かされていく。


剣心はさぁ、以蔵さんの理想像なんだと思う。

変な言い方だけど。


龍馬伝の以蔵さんは、従来のギラギラした以蔵さんのイメージを覆した。

ギラギラよりもキラキラ。

繊細で純粋な、守ってあげたい男の子。


でも、以蔵さんて自分で考えることをしなかったと思うの。

(そこがまた哀しいところなんだけど)

自分のしてることに迷いとか恐れとかはあったと思うけど。

国のためというより、武市のため。

とにかく、武市に盲従するあまり恋する乙女状態というか、他が見えてなかったと思うのね。

考えることを放棄してたというか。


だけど剣心は、自分で人斬りの道を選んだ。

命じられてやっていることだけど、そこには剣心の意思がある。

誰かの言葉を盲信するわけではなく、その先に来るであろう未来を信じていた。

考えることを放棄しない分、以蔵さんよりつらいこともあったんじゃないかなぁ・・・


以蔵さんがあそこで死ななくても、剣心にはならなかったと思う。

(弥太郎が観柳にならなかったように)

でも、以蔵さんもこうだったらよかったねっていう姿。

以蔵さんの理想の未来像が剣心なのではないかなーなんて。

だとしたら、剣心を演じることって、以蔵さんへのオマージュというか。

以蔵さんの供養なのではないか・・・なんて思ったり。



こんなこと書いてるけど、これ見てる時の私は、ひどい車酔い状態。

近所の人々が毒にやられてかつぎこまれてるあたりで、もう限界だった。

恵さんの過去が語られるあたりで、席を立った。


トイレで吐いて、心落ち着けて。

部屋に戻ったけど、さすがにまた人前を通って席に戻る気にはなれず。

それに、また気持ち悪くなる可能性もあったわけで。

実際、この後も何度か目をつぶって耐え忍んだ(吐きはしなかったけど)


仕方ないから、通路のところからこっそり見てた。

もう、観柳と対峙してるとこだった。

うん、1番の大立ち回りを見逃しているのかも。


鵜堂との戦い。

鵜堂が術の解き方を説明した時点で、先が読めちゃった気がするけど。

それでも、薫ちゃんを応援せずにはいられなかった。

「剣心の不殺の誓いを守ってあげて!」と。

そう、この場面では、剣心ではなく薫ちゃんとシンクロしちゃってましたね。

できるものなら、私が薫ちゃんになって根性で解く!とかしたかった。


これ、物語に入り込み過ぎて具合悪くなるんだろうか・・・



そして物語は大団円。

剣心の過去の罪は消えない。

でも、剣心はすべてを背負って生き続ける。

自分の信じた未来を。

きっとこれから、新しい物語が紡がれていくのだろう。


ほんとにタケルさんて、いろんな面で恵まれてると思うの。

マンガが原作とかって、ある意味かなりリスキーなものなのに。

それすらもひらりと乗り越えてしまう。

スタッフや共演者やいい環境に恵まれて。

次々と名作を生み出していく。


事務所様が仕事を選んで大事に育てようとしているのか。

はたまた本人が引き寄せてるのか。

どっちにしても、タケルさんはスゴイってことだよね。


そんなタケルさんを、電王のころから見守っていて。

(プリプリDやしにバラも見てるわけで)

タケルさんを通していろんな名作に出会えていく。

そんな私たちは、ひどく幸せなのではないかと思えた。


うん、るろ剣の感想じゃなくなってきたけど。

こんなことを思っていたということで。