先日、「完全なる首長竜の日」を読み終えたので、その感想などを。
まぁ、核心には触れないつもりだけど、何か気づいちゃう人もいるかもしれないし。
ネタバレ注意です!
これから本を読む方、映画を楽しみにしてる方で、先入観を持ちたくない方は、絶対に読まないでね。
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まず、何でこの本を読んだかというと、タケルさん主演で映画化するから。
もう撮影は終了してて、来年の夏公開だそうです。
(るろ剣やロミジュリと並行してやってたのかしら?)
そして、書いた方が、1月に読んだ「忍び秘伝」の作者だったから。
(イケメン昌幸パパんを描いてくださった方なので、興味があった)
完全なるミーハー根性で読んだようなものですな。
でも、読み始めるとぐいぐい引きこまれて、一気に読んじゃった。
最初は、時間を見つけてちょこちょこ読んでたんだけど。
だんだん、それじゃ我慢できなくなってきて。
ジョジョ展の後の車酔い状態のまま読み始め。
とうとう一晩で最後まで読み終え、さらにもう一回読み直してしまった。
映画化告知の記事で読んだのとは、ちょっと違う設定みたいだなぁ。
映画は、大まかなストーリーを踏まえつつ、かなりのアレンジを加えるんだと思う。
まぁ、これをどんなふうに映像化するんだろうって考えたところもあったんで。
映画は映画で、その辺うまくやってるのかな。
最後はどういうふうにおさめるのか、興味ある。
その基本となってる設定を私なりに解釈すると。
昏睡患者との意思疎通を行うセンシングという技術を使って、自殺未遂なんかの患者と対話できるという医療がある。
対話によってその原因を探って、回復後の治療に役立てようってことらしい。
対話は、脳波によってお互いの夢を交差させるみたいな感じで行われていくんだけど。
主人公は、そのセンシングによる夢と現実が交差するような世界に引き込まれていく。
もちろん、架空の技術なんだろうけど、システムの説明とか妙にリアルで、実際にそんな治療が行われているんじゃないかと思わせる。
夢と現実は、徐々にその境界があいまいになっていく。
これは、現実世界で見てる夢なのか、夢で見ている現実なのか。
「胡蝶の夢」という言葉が、何度か象徴的に使われる。
日常生活の描写や業界の裏話みたいなところがよりリアル感を強める。
さらに、甦ってくる過去の思い出もそれに拍車をかける。
で、この本は、「このミステリーかすごい!」大賞受賞作品なわけで。
漫画家の日常生活を描いたものでも過去への追憶を描いたものでもなく、ミステリーなの。
最後には、謎解きがあるわけです。
実をいうと、途中何度か「もしかしたら・・・」と思わせるところがあったの。
頭の中で、気づいてしまってた部分もあるの。
でも、それがタケルさんにかかわるところだったもので。
必死に自分の中でそれを否定していた。
気づかないふりして読んでた。
そんなことしてること自体、私がこの本の世界に取り込まれていたんだろうなぁ。
読み終えた日が、休みでよかった。
なんか、自分まで夢と現実が交差しちゃってる感覚に陥った。
(具合悪い時に読んだりするから、余計そんなふうになっちゃったのだろう)
ダンナを医者に乗せていくのに(ダンナは、いろんな医者の診療を受けてるもんで)A医院へ行くべきところをB医院に向かっていたり。
そのことを指摘されても、とっさにそれが理解できなかったりして。
(そんな状態で運転してる私も危険だよな・・・)
「胡蝶の夢」における人生とは何ぞや?みたいなことまで考えてしまった。
これ、映画館の大画面で見るの大丈夫かなぁ?
3Dや特撮とは違った意味で、酔いそう。
いや、それだけ入り込んでしまうようなストーリーなんですよ。
何しろ、完全にタケルさんのビジュアルで読んじゃってたもので。
タケルさんが、どんなふうにこの世界で動くのか。
そして、どんなふうに決着をつけるのか。
どこまで原作に近づけるのか。
いろいろと興味はつきません。
多分、映画と原作は別物になると思うので。
(いい意味で、別の作品になるというか)
来年の映画の前までに一読するのも悪くないかと思われます。
その時は、夢と現実の交差にご注意を。