この前の、フジテレビ番宣特番(中居くんが司会のやつ)
メイちゃんの執事チーム代表として出場したタケルくんは、見事に米沢牛の味がわからなかった。
それを見ていた息子は、「タケルのやつ、米沢牛間違えたぜ」と、苦々しげに報告してくれた。
そんなさー、米沢牛の味なんて、私も多分わかんないよ。
でも、一応地元の特産品なのよね。
我がふるさとの味を、タケルくんに知ってほしい。
少しでも心に残ってほしい。
それで、うちの県にいい印象を持って来てくれたら嬉しい。
郷土愛に燃える(?)私は、タケルくんへのお土産を米沢牛にした。
もちろん、高級ステーキ肉なんて地元だって高くて手が出ないよ。
それに、生肉持っていくわけにもいかないだろうしさ。
そんなわけで、米沢牛の加工食品にしたの。
息子は、「そんなの嫌がらせだと思われるぜ」と言っていたが・・・
食べてくれるかどうかは問題じゃないのだ。
米沢牛を贈ったという事実が、私の自己満足。
そのお土産は、1回目の時にスタッフに渡してあるから、今回は純粋に握手だけ。
もう1回ハンドクリーム塗っちゃったけど、塗り過ぎ?
余計な荷物は置いてきたし、モモを手に持って準備はOK。
1回目よりも、回転が速いような気がする。
そういえば、「握手のみです」の張り紙がやたら目につく。
こんなの、1回目の時もあったっけ?
スタッフの人も、「本日は握手のみとなっておりますのでよろしくお願いします」と盛んに言っている。
もしかして、写真撮ろうとした人でもいたのかなー?
ハグハグしようとしたとか?
それとも、おしゃべりも一切しないで握手だけにしてくださいってこと?
さて、何て言ったらいいだろう?
「メイちゃんの執事、楽しみにしてまーす」
「ことしも頑張ってくださいね」
「ずーっと応援してますから」
頭の中で、いろんなセリフを考えていた。
愛の告白は、やっぱりできそうにない気がする・・・
いよいよ、2度目の握手。
タケルくんの瞳、タケルくんの笑顔。
もう、頭の中真っ白。
「ことしはうちの県にも来てください。そんで、米沢牛ちゃんと食べてください」
私ってやつは何を言っているのだろうか。
あの時のタケルくんの顔っていったら・・・
「あぁー・・・」
苦笑なんて可愛いもんじゃない。
嫌なこと思い出させて・・・みたいな。
笑顔を貼り付けたしかめっ面。
バカバカ私の大馬鹿者ーっ!!
緊張してたとはいえ、もっと気の利いたこと言えんのか。
タケルくんの負けず嫌いを忘れたか。
ああいう負け方するのって、タケルくんにとってはすっごい屈辱のはず。
息子が言ってたとおり、まさに「嫌がらせ」だよ。
タケルくんにあんな顔させるなんてー!!
流れ作業でむしろ幸い。
一刻も早く立ち去りたい。
心はもはや奈落の底。
タケルくぅーん、嫌いにならないでー。
泣いてもいいよね?答えは聞いてない・・・
キンちゃん、懐紙ちょうだい。
つづく