タケルくんと無情にも引き離された後、わりと軽やかなステップで階段を下りる。
ちょっと残念、名残惜しいって気持ちがあるけど、もう1回握手できるという心の余裕もある。
そして何より、タケルくんに会えたということで、心が弾んじゃってるんだ。
泣いちゃってる子たちを「かわいいねー」なんて大人目線で見てたつもりだけど。
実は自分も舞い上がっているらしい。
外に出ると、人の数はさらにふえていた。
「建物の前に立たないでください」
警備の人が、声を枯らして注意してる。
携帯メールでブログ更新しようとしてると、「立ち止まらないでください」と早速注意される。
終わった人はすぐ帰るように、これからの人は車道に整列するように、言っても言ってもダメなんだ。
終わった人は、名残惜しくて店のそばでうろうろしたいんだもん。
これからの人は、早く会いたいし順番も気になるんだもん。
それに、友達と待ち合わせてる人もいっぱいいるみたいだから。
(オフ会というか、ここで初対面みたいな人たちもいるわけで)
携帯で連絡取り合ったり、やっぱり立ち止まりたいのよ。
でも、それが群集の心理というもの。
客集めするなら、それも承知の上か。
難しいよね。
ファンの中には、参加したくても人数の関係で間に合わなかった人もいるんだろう。
抽選とか早い者勝ちだったら絶対私も外れていたと思う。
主催者側としては、少しでも多くの人に集まってもらいたいだろう。
だけど、あんまり長時間待たされるのは、ファンもつらいし主催者側も大変。
それにやっぱりタケルくんの負担て相当のものだと思う。
そう思いつつも、握手の時間だけはもうちょっと長い方がいい。
触れ合いたいし、おしゃべりしたい。
そうすると人数は少ない方がいいわけだし。
あちら立てればこちらが立たず。
考えてみたが、解決策は見つからない。
「ただいま、お呼び出しを中断しております」
拡声器で、書店の人が告げている。
どうしたのかなー?
流れ作業とはいえ、やはりキャパに限界が来たのか。
それとも、タケルくん疲れちゃったかな。
どうなってるのかはわかんないけど、私は友達の待つ喫茶店へと向かう。
とにかく熱くて、冷たいハーブティーを注文。
ごめんごめん。2回目は、モモと行こうね。
落ち着いて荷物整理してるつもりだが、KAYOちんに右往左往ぶりを指摘される。
うん、やっぱり動揺してるんだろうなー。
2回目は、友達にリュック預けて、必要なものだけ持っていくことにした。
暑かったので、マフラーとかも置いていった。
外に出たら、寒い。
行列は、まだ2,600番台だった。
集合時間より、遅く行ったんだけどなー。
ちなみに、さっきは呼ばれて建物に入ってから外に出るまで約30分。
流れ作業とはいえ、やはり時間がかかるんだ。
歩行者天国の車道に並び、ステファニーさんとメールで連絡をとる。
多分、近くにいるんだろうけど・・・
でも、探し出すよりもなんか寒くなってきちゃった。
呼び出しはハイペースで進んではいるようだけど、まだまだ先だなー。
寒くて寒くて、あっさりと喫茶店に戻ってしまったよ。
みんな寒空の下ちゃんと並んでるってのに、根性なしの私。
喫茶店に戻って一息ついた。
ハンドクリーム塗って、マフラーとかちゃんと装備したら再出発。
いよいよ、2度目の突入だーっ!!
つづく。
