ファンミーティングが終わり、いよいよ握手会の時がやってきた。
後方の席から、それぞれブロックごと係りの人に誘導される。
順番が来るまで、チケット譲ってくれた方たちとおしゃべりしてた。
何をしゃべろう?どんなことしよう?
抱きしめちゃだめだよね。
笑いをとるかまじめにいくか。
時間どのぐらいあるんだろう。
もう、どきどきだよね。
指輪をしてるといいという話を聞いた。
指輪ごと手を握ってもらえるから、好きな人に触れてもらったものをいつも身につけられるから。
そ、そうかー。残念ながら指輪なんてしてないぞ。
周りを見ると、みんなお化粧直ししたりハンドクリームつけたり。
そう、私もカバンの中にコンパクトもハンドクリームも持ってきたんだよね。
しかし、ひねくれ者な私は、いざとなるとそういうことしたくなくなるの。
直前にそんなことしたらわざとらしいかなーとか考え出すの。
バカだよなー、私。
そうやって突っ張って、いつも後悔するくせに・・・
そういえば、朝から何も食べてない。
トイレも行ってない。
もしかして、ひどい顔になってるかもしれない。
それでも、あえて鏡を見ようともしない私。あほやなぁ・・・
いよいよ私たちのブロックが誘導されていく。
なんか、時間3秒もないみたいだ。
次から次へ、流し素麺のようにスタッフに流されていく。
タケルくんの姿が見えてきた。
細い・・・
かっこいい・・・
何て話そう。
とにかく、大好きの気持ちは伝えたい。
指輪のかわりに、モモスイングを指に巻きつけた。
モモも一緒にタケルくんに握手してもらえるから、タケルくんの触れたモモになるでしょ。
モモスイングなら、いつも一緒にいられるもんね。
いよいよ、私の番。
多分、前の人たちと同じように笑顔で「ありがとうございます」って言って手を握ってくれたんだと思う。
でも、この辺の記憶すぽっと欠落してるの。
覚えてるのは、タケルくんのやわらかくて冷たい手の感触。
そして、手を握った時タケルくんが「ん?」て顔をして手を見たこと。
だって、モモが手のひらにいたわけだから。
つのとか、違和感あったんだろうね。
タケルくん、何だと思っただろうなー。
しまった、愛の告白をしなくては!
「あ、あの、だ、だ、だいしゅきでしゅー」
多分、こんな感じ。
アクセントとか声のトーンもおかしかったと思う。
しかし、タケルくんの顔を見つめた時には、既にタケルん次の人の顔見てた・・・
そのまま、ところてんのようにスタッフに押し出されてる私。
文章で書くと長い時間みたいだけど、3秒もなかったよ。
こうして、私とタケルくんのファーストコンタクトは、流し素麺のまま終わってしまった。
しくしくしく・・・
このままでいいのか私?!
夜の部レポへつづく・・・