第7話・8話「ビー玉と太陽光線のかなた。」
タケルくん目当てなので、この4巻しか見てない。
死神のMOMOとダニエルの話らしいが、細かい設定はわからぬまま。
なので非常に偏ったというか、この物語自体に興味のある人にとっては、役に立たない感想だと思う。
でも、ネタバレあるので、これから見ようと思う人がいたらご注意くだされ。
主人公は、市原カンタロー(15)。
この子がテレビゲームをしてるところから始まる。
最初、主人公の幼い頃の回想シーンだと思ってたの。
カンタローを子役が演じているんじゃないかって。
でも、よく見たらタケルくんだった。
えっ!しっかり中学生に見えるよぉ!
撮影はいつだったのだろう?
息子とほとんど変わらぬ年の男の子かぁ・・・
おじいちゃんがゲーム好きらしく、「おまえはストーリーを通して見てないな」とか言ってる。
まるで、私と息子の会話じゃないか。
そのおじいちゃんが死んでしまった。
おじいちゃんの遺品のファミコンの中から、おじいちゃんの手紙と手書きの地図が出てくる。
――我が悪友カンタローへ。
RPGの主人公になって宝を見つけるんだ。じいちゃんとカンタローの最後のゲーム。昔のじいちゃんによろしく――そんな手紙。
結局、カンタローは夏休みの補習をサボって、宝探しに出かける。
カンタローの幼馴染のトマトちゃん。
演ずるは、響鬼のあきらちゃん。
眼鏡のまじめな委員長(?)やっぱりあきらと似たタイプかも。
いつも先生に怒られてるカンタローと優等生のトマト。
カンタローは、トマトに頭が上がらないんだ。
トマトはじいちゃんとも長い付き合いだし、手紙のことも知られてしまった。
カンタローが宝探しに出かけようとする朝、なぜかトマトまで補習をサボってついてくる。
死神のMOMOとダニエルは、死んだじいちゃんに頼まれて、カンタローの旅を見守ってるらしい。
MOMOって名前もあれだけど、演じてる女の子は、だれかさんの「官能小説」にも出てたはず。
ちょっと、ジェラシー(?)だな・・・
カンタローとトマトが、先生に追いかけられたりしながら、じいちゃんの宝の場所にたどりつくお話。
言ってしまえばそれだけなんだけど、いわゆる青春物語というか、中学生のひと夏の冒険というわけで、ところどころ甘酸っぱい思いが走る。
トマトは、最初からついてくる気満々なんだけど、それがわかってないカンタロー。
しっかりお弁当まで持ってきてるんだから(手作りおにぎりだし、ペットボトルじゃなく水筒なところがいいね)
カンタローは、思わずトマトの横顔をじーっと見てしまったりして。
初々しい中学生カップル。いやいや、まだカンタローにそんな思いは芽生えてないかな・・・
「飛べないから歩くんだよ。羽がなければ歩けばいい」
「この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ」
じいちゃんの言葉だそうだけど、言ってるのはカンタローのタケルくんなわけで、なんかすごくかっこいい。
夜になって、旅館にお泊りすることになった2人。
「夫婦です」
さらっと言っちゃうトマト。
カンタローはドキドキ。
二人別々にお風呂に行くんだけど、実は混浴だったり。
そんで、トマトのバスタオルが落ちちゃったり。
なんか、ありがちな展開だけど、それもまた微笑ましいよ。
動揺するカンタローがかわいいしさ。
並んだお布団で寝る2人。
なかなか眠れなくて、ぽつりぽつりと語りだすトマト。
両親が離婚することになって、どこか遠くへ引っ越すと。
「一人暮らしすればいい」とか、ちょっと怒ってるカンタロー。
でも、トマトちゃんはまわりが思ってるほど強くないんだ。
本当は助けてほしいのに、みんなに頼られるから全部一人で背負い込んでる。
「ただの強がりなのにね」
「知ってるよ、そんなことぐらい。改めて言わなくても、知ってるっての。ずっと前からわかってた、トマが強がってるの」
「私がここまでついてきたのは、これがカンタとの最後の思い出になると思ったから。
カンタは、ずっと変わらないし、私のことトマって呼んでくれる。
カンタの前では素直になれる。カンタになら話せると思った。
本当は、思いっきり甘えてみたかったりするのさ」
「じゃあ、甘えろよ」
「じゃあ、とりあえずそっちのフトンで寝てもいい?」
「え゛ぇっ!」
いいねー、青春だねー。
もちろん、トマトちゃんはそっちのフトンに行ったりしませんよ。
朝になって、宝探し再開。
先生が追いかけてくるけど、MOMOとダニエルがうまく片付けた。
(カンタローは、MOMOたちのことを知らない)
洞窟に落ちたり、泥だらけ傷だらけになりながら、じいちゃんの思い出の場所にたどりつく。
子供の頃のじいちゃんが、初恋の女の子と遊んだ場所。
でも、女の子は遠くへ行くことになってしまって。
じいちゃんは、それを追いかけて引き止めることはできなかった。
宝物は、缶に入ったビー玉。
「なんだよ!これがお宝?!」
「でも、きれい・・・」
青いビー玉を太陽の光にかざすトマト。
すごくきれいな場面だったな。
缶の中のじいちゃんの手紙には、「お前の宝物を見つけるんだ」と。
「じいちゃん、もう見つけたよ・・・」
街に戻ってきて、それぞれの家に帰る2人。
「俺、忘れないから、お前のこと。
会いに行くよ、お前がどこに行っても。必ず会いに行く。
だからこれ、預かっておいてくれ。お前が俺のこと忘れないようにさ」
トマトに青いビー玉を渡すカンタロー。
さわやかだね。
青春ドラマの王道みたいだ。
この話は、「しにがみのバラッド。」の中でも異色の話みたいだよ(メイキングで監督が言ってた)
あきら、かわいー。
ピンクのタンクトップに白いスカート。
制服の優等生とはまた違う姿で、カンタローじゃなくてもときめくぜ。
思わず、眼鏡かけて髪形まねてみたりして(もしもし・・・)
タケルくんは、良太郎とも憑依状態のだれとも違う役だったけど、なんかいいな。
いつもは頼りないのに、守るべき時にがっちり守ってくれるみたいな。
そう、弱いけど実は強い。良太郎に通じるものがあるかも。
目を細めて顔をしかめる表情、良太郎と同じだよね。
タケルくんのクセなのかな。
髪も今より短くて、ちょっと幼い感じがするけど、まぁ17歳が15歳を演じてるわけだしな。
15歳に見えるけど、かっこいい。
そう、中学生状態のタケルくんにときめいてしまった。
でも、なんかすごくしあわせ。
さわやかな終わり方だから、気分的にも満ち足りるというか。
それでつい、フォトグッズに走ってしまったり。
また新たに、タケルくんに魅了されてしまったのでした。