この前、「龍の子太郎」を読んでから、再び松谷みよ子さんにはまっている。
多分、小学校の頃も読んだと思うんだけど、大人の目で新たな気持ちで読んでいる。
松谷さんの本て、モモちゃんシリーズや赤ちゃんの本シリーズみたいなかわいいのがあって。
龍の子太郎みたいな創作民話や、各地の昔話を集めたものや、学校の怪談みたいな現代民話的シリーズがあって。
それから、戦争や公害といった世の中の理不尽な事に対する告発みたいな小説がある。
「死の国からのバトン」は、まさにその告発シリーズの1つだよね。
これ、1975年に書かれたらしいけど、今の世の中にも十分当てはまるみたいな話だった。
自然環境の破壊や公害の恐ろしさとか。
何となく死を口にする子供たちとか。
お役人の事なかれ主義とか。
30年経っても、世の中あんまり変わってないんだなーなんて思ったりして。
いや、ご先祖さまの時代だって理不尽なこといろいろあったわけだから。
ご先祖さまから今を生きる子供へと手渡されるバトン。
現代民話みたいな感じで、大切なことを伝えようとしているんだ。
松谷さんの本て、どのシリーズも私の好みに合うのよ(ちょっと不遜な言い方だけど)
赤ちゃんも民話も好きだし。
そして昔の私は、戦争体験とか公害の本とか真剣に読んでたものだ。
小学生の私は、こういうのに感動して、「自分も何かを伝えていかなければ!」って思ってた。
大きくなって、結局何も伝えられる人間になってなくて、息子たちにすら何にも伝えられていないんだけどさ。
電王のおかげで(?)再会できた松谷さん。
しばらく、読み続けてみようと思う。