突然だが、諸君は寿司を上手に握ることができるであろうか?
天ぷらを上手に揚げることは?
お造りは?
多分、どれも難しい。
日本人だからといって、和食を巧みに作れるワケではないのだ。
であれば、友人宅でのホームパーティーで、友人の彼氏のイタリア人が美味いラザニアを作れなくとも当然なのだ。
しかし、彼は一味違った。
濃厚でありながらしつこくなく、パスタのもちもちとした食感とソースのクリーミーな味わいは、赤ワインというパートナーとの相性ピッタリのまさに伊達男なラザニア。
イタリア男子の料理に相応しい。
私がお土産で持っていったウケ狙いの
ジョージアムーンは完全に霞んだ。
ちょっと悔しいが、あれだけ見事なものを出されては仕方ない。