で、今だいしょうにんさまが先例におげになった

ほん仏法ぶっぽうただ一門いちもんなり、王法おうぼうあらず。ほうさだまりくにめり」

と仰せになったでんぎょうだいしゃくもん戒壇かいだんこんりゅう、これこそまさにだいしょうにんさましゅ仏法ぶっぽう広宣こうせん流布るふ先序せんじょですね。
 で、でんぎょうだいの時はかん天皇てんのうという賢王けんのうかしこ国主こくしゅ)がおられて、そして「でんぎょうだいが正しい人だ」ということ認識にんしきするいわゆる智恵ちえ分別ふんべつしきがあり分別ふんべつする能力がおありになった。これを「賢王けんのうかしこい王)」というんです。
 ところが、末法まっぽうはいるとそのような賢王けんのうはいなくなってしまうんですよ。
 そして、この大慈大悲の本仏ほんぶつに対して、国主こくしゅといえばほうじょう時宗ときむねであり、そしてへいの左衛さえもんのようなこっけんりょくしゃ、これらが、だいしょうにんさまにかえってあだを成して、じゃしゅうの者どもと結託けったくして命をうばわんとしたんでしょう。
 ところが、天台てんだいでんぎょうならその大難だいなんに耐えられないかもしれないけれど、だいしょうにんさま本仏ほんぶつなるがゆえに、そのこっけんりょくもひれ伏すほどの絶大ぜつだいりきとくたつくちしめしになった。
 そして、この正しい仏法ぶっぽうに背くという罰であるもうめをもって、ほんこくちゅう心肝しんかんに徹するようにこれをさせた。
 これが、だいしょうにんざいにおけるぎゃくえん広宣こうせん流布るふですよ。
 反対しながらも全員が本仏ほんぶつの縁に触れて、命の奥深くに将来仏になるその種をえていただいたんです。これがぎゃくえん広宣こうせん流布るふ
 そして、広宣こうせん流布るふじゅんえんこう)は、未来にこれをだいしょうにんさま弟子でし遺命ゆいめいされて「その時に、国立こくりつ戒壇かいだんほんもん戒壇かいだん)をこんりゅうせよ」遺命ゆいめいせられた。
 すなわち、だいしょうにんさましゅ仏法ぶっぽうでんぎょう仏法ぶっぽうくらべて一重立ちった根源こんげんの法なるがゆえにしょうつよいんですね。
 ゆえに、賢王けんのう末法まっぽうにはなくなって、そして、迫害はくがいが降り続いた。
 しかし、それでは広宣こうせん流布るふはどうなるかといいますると「このしゅ仏法ぶっぽう広宣こうせん流布るふほんもん戒壇かいだんこんりゅうというのは一人いちにんかしこ天皇てんのうのお力によってなる」ということではなくてまず下から上に行くんですね。国民こくみんたいしゅうがまず本尊ほんぞんさまどく目覚めざめてくる。
 そして、そのぜん国民こくみん信心しんじん国民こくみんそうというものがこっ意思いしにまでけっしょうされる。
 この時にちょくせん並びにきょうしょもうくだして」戒壇かいだんこんりゅうという『三大さんだいほうしょう』の仰せのとおりになるんです。
 国民こくみんそうぜん国民こくみんがこのだいしょうにんさまのこの本尊ほんぞんどく目覚めざめるならば、国民こくみんそうが(今で言えば)国会こっかいけつとなって、それが天皇てんのう詔勅しょうちょくとなって、こっ意思いしでもって日蓮にちれんだいしょうにんさま本仏ほんぶつあがめてほんもん戒壇かいだんだい本尊ほんぞんさましゅたてまつろう」というこっ意思いしひょうめいされた時にほんもん戒壇かいだんこんりゅうされるんです。
 そこに私は

戒壇かいだんだい本尊ほんぞんさま願主がんしゅに、地位ちいの高いとうとかたではなくて、命かけてだいしょうにんさま南無なむたてまつった名もなき農民のうみん熱原あつわら方々かたがた願主がんしゅとなられた。
 これをだいしょうにんさまがおさだめになられたということは、広宣こうせん流布るふ国立こくりつ戒壇かいだんこんりゅうの時には、まずみんしゅう国民こくみん全体)の燃えるような信心しんじん大前提だいぜんていなんだ」

ということだいしょうにんさまおぼしかということを深く拝察はいさつしているわけであります。
 で今、いよいよこうぜんになりまして三災さんさい七難しちなんが起きてきた。
 その時に、だいしょうにんさまが教えて下さったこの信心しんじんしょうで、どうですか、みんな初心しょしんどくいただいて、いろんななやみが解決かいけつしてどくいただいている。
 みんしゅうひとひとがどんどんどんどんだいしょうにんさまだい本尊ほんぞんさまどく目覚めざめつつある。
 やがてこの大きな潮流ちょうりゅう

ほんごく一同いちどう南無なむみょう法蓮ほうれんきょうとなえんことだいまととするなるべし」

とのだいしょうにんさまの仰せの通りの時が到来して、それが、ちょくせん並びにきょうしょとなって、ほんもん戒壇かいだんこんりゅうせられるわけであります。
 どうか、まずみんしゅう信心しんじん国民こくみん全体ぜんたい信心しんじん、これがこっ意思いしと表われていよいよ国立こくりつ戒壇かいだんこんりゅうとなる。

 そこで『何としてもだいしょうにんさまがおすすめ下さった一念いちねんしん信心しんじんしょうだい潮流ちょうりゅうを、顕正会こそ潮流ちょうりゅうこしていかなければいけない』ということおもだいであります。

平成21年 6月14日 浅井先生指導